グレンロッシー・２４年・カスクストレングス（ＳＭＷＳ）［スペイサイド・モルト］ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￥２５５０(２０％ＯＦＦ) ／ ハーフ￥１３００ グラスから溢れる香りは瑞々しい果実と妖艶な花、フルーツみつ豆、ラムレーズンアイス、チョコレートコーティングしたコーヒービーン、ナツメグ。　 口に含むと、キュプラのように滑らかでしっとりとした口当たり。　 いつの間にか完熟マンゴーとナタデココの甘さで舌は優しくコーティングされています。　 余韻はマンゴーのムースケーキが暫く続き、ナツメグで終焉を迎えます。 ブレンダーの間で尊重されている為、ほとんどの原酒はブレンデッドウイスキー（ヘイグやディンプル）のブレンドに使われ、シングルモルトとしてはレアな存在。　 今回はウイスキーマニアが集う組織「スコッチ・モルトウイスキー・ソサエティ（ＳＭＷＳ）」の会員向けにボトリングされた逸品。 しかもプレミア品しか着けることができないブラックラベルの長熟品。　 そんな貴重な味わいをこの機会に体験してください。

オルトモーア・１４年・カスクストレングス（ＳＭＷＳ） ［スペイサイド・モルト］　￥１５５０ ドライフルーツの入ったスポンジケーキ、オレンジピールの砂糖漬け、生姜とシナモンが効いた甘口ホットワイン、枝付レーズン、ライ麦パンなどの香り。　 アルコールの刺激は強いものの一瞬にして口一杯に拡がる甘さはドライフルーツと麦芽糖。　　 その後ミックススパイスを感じさせながら、ローズティーとアカシアの蜂蜜の余韻へと引き継がれます。 元々密造酒のメッカだった地域で１８９６年に創業したオルトモーア蒸留所。　 現在でも密造者が仕込み水として使っていた泉の水でウイスキー造りをしています。 １３年間シェリー樽での熟成後、極甘口シェリーのペドロヒメネスの樽で追加熟成しています。 こちらも上記と同じくＳＭＷＳの会員向けボトリング。　 美味しいのは当然なのです。

クロフテンギア・１０年・ヘビリーピーテッド（ロアスピリッツ） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［ハイランド・モルト］　￥１２５０ 乾いたピート、薬の入った木箱、フジツボに覆われた岩礁、炙ったスルメ、レモンピールなどの香り。 口に含んだ途端、ピートで口の中は満たされます。　 次第にスイートポテトやビターチョコレートが現れ、ほっと一息。　 その後はヨードやスモークが余韻で圧倒的な存在感を示します。　 バーボン樽熟成によるドライな味わいの逸品。 ロッホローモンド蒸留所がつくる最上のピーテッドモルト原酒である「クロフテンギア」。 なんと同蒸留所は特殊な蒸留器を使い、６種類の味わいのモルト原酒を作り分けているのです。 シングルモルトとしての販売は殆どないので知名度はありませんが、個人的にはこの個性的なピート感が大好きです。　 アイラには似ていない、そのスモーキな味わいをお楽しみください。

トバモリー・８年・シェリーカスク（デュワーラトレー） ［アイランズ・モルト］　　￥１０００ 煮詰めたイチゴ、湿ったピート、カカオ８０％のチョコレート、お風呂の木桶などの香り。 若さに満ち溢れ、舌を刺す程のアルコール感。　 しっかりとした甘さとボディを持ち、懐かしのハート形「源氏パイ」が口の中に拡がります。　 シェリーの甘さを引きずりながら、タンニンと微かなスモークの余韻が持続。　 ヤンチャな暴れん坊を彷彿とさせます。 スコットランドの西海岸に位置するマル島にある唯一の蒸留所「トバモリー」。　 この銘柄の特徴は、ピートを炊いたモルトを使用していないのに味わいはライトピーティー。　 その理由はピーティーな仕込み水にあるとか。　 ちなみに同蒸留所はピートを炊いたモルトを原材料に使った「レダイグ」という銘柄も生産しています。

ダローズ・ドメーヌ・ド・プティ・ラシス・１９８３・３４年［アルマニャック・ブランデー］　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￥２６００（ハーフ￥１３００） 花が咲き乱れている花畑、生クリームたっぷりのフルーツケーキ、甘い茶葉、マスカット、オレンジムース、チョコレートクリーム、オーク材の甘い香り。　 滑らかな液体はとてもフルーティーで口の中はフルーツバスケット。　 次第にスパイスが顔を出し、表情が変化。 木樽からくる心地よいタンニンを舌に残しながら、繊細なフローラルでスパイシーな余韻が暫く続き、穏やかな気持ちにしてくれます。 ブランデーの産地において、コニャックと双璧をなす存在と言えるアルマニャックの美味しーのが入荷しました。　 レストラン経営でも有名なブランデーのネゴシアン（仲買人）「ダローズ社」がドメーヌ（生産者）「プティ・ラシス」から原酒を樽ごと買取、自社熟成庫で長期間熟成させました。　 同社の特徴は、すべてのヴィンテージを加水なしのカスクストレングスでボトリングしていること。　 リリース数が少ない本格派ブランデーです。

テキサス・レゲイション・バッチNo.２（ＢＢ＆Ｒ）［テキサス・バーボン］　　　　　￥１０００ 雷おこし、ポン菓子、スイートコーン、はちみつ、バニラ、焦がした木材などの香り。　 ソフトな口当たりで、ハチミツや焼きリンゴの穏やかな味わいが舌の上で踊り出します。 余韻ではシナモンパウダーを振りかけたアップルパイ、火をつける前の炭、パヒュームが持続。　 今まで味わったことのない程のとても複雑で力強い味わいに、思わず感嘆の声を上げてしまいました。 アメリカの新興とイギリスの老舗が共同で作り上げた、世界５０００本限定のバーボンが入荷。　 テキサスにある２０１３年創業のクラフト蒸溜所「アイアンルート・レパブリック」が蒸溜し、２１ヶ月以上熟成した原酒を、ロンドンにある英国最古（１８４２年創業）のスピリッツ商であり大御所「ベリーブラザーズ＆ラッド社（ＢＢ＆Ｒ）」がブレンドしました。

フロール・デ・カーニャ・１８年・センテナリオ 　［ニカラグア・ラム］　　　　　　　￥７５０ アプリコットゼリー、オレンジシャーベット、完熟した柿、サトウキビジュースなどの香り。　 口に含むと熟成感がありソフトな口当たり。　 先ずは深いバニラの甘さを感じさせ、次第にフルーティーな甘さに変化して時間差で楽しめます。　 余韻はベトナムコーヒーの穏やかな甘さとコクが流れ出て、リッチでスムースな味わい。　 中央アメリカに位置するニカラグアで唯一存在するラム蒸留所「カンパニラ・リコレラ・デ・ニカラグア」。　 幾つかのブランド名のラムを作り続けていますが、同社の代表銘柄がこの「フロール・デ・カーニャ」になります。　 １８０リットルの小さな樽で熟成させている為、熟成年数以上の熟成感があるのが特徴。　 欧米での人気ぶりが日本にも伝わる日は近いかも。

シャトー・リューセック・２００２ ［仏ソーテルヌ１級・貴腐デザートワイン］　　　￥１５００ チェルシー、みかんの缶詰、かりんシロップ、パイナップル、レモンティー等の優しく癒してくれる甘い香り。　 口当たりはベルベットのようで、ネクターのように舌にまとわりつき、口の中ではみかんの蜂蜜を舐めているようにとろけ、まだまだ元気な甘さを楽しめます。　 余韻では蜂蜜や紅茶、果実、そして奥深い貴腐香がかなり長い間持続し、喜びの時間を引き延ばしてくれます。 特別に完熟させた貴重な「貴腐ぶどう」を使ったデザートワイン。　 その中でもソーテルヌ１級の貴腐 ワインは「世界ナンバーワンのデザートワイン」と言われています。 しかも５大シャトーのひとつであ る「シャトー・ラフィット・ロートシルト」を手がけるオーナーが運営するワイナリー。　 ２０００年 に生産設備を新設して品質向上を実現。　 １９９５年から１０年間は実に輝かしいヴィンテージが続い ていたそうです。　 その真っ只中の２００２年ヴィンテージは間違いなしの美味しさです。