『マッカラン・１９８９・シェリーフィニッシュ（ディスティラリーコレクション）』 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［スペイサイド・モルト］　￥１７００ マロングラッセ、ドライいちぢく、ハチミツ、オレンジマーマレード、シェリーの甘〜い香りが鼻腔に張り付いてきます。　 ボディは厚く、しっかりとしたコク、シルクのような滑らかな口当たりで、メープルシロップの穏やかな甘さが口の中をゆっくりと流れます。 ピートとシェリーの長い余韻も楽しめ、穏やかな気分にしてくれる味わい。 スコッチモルト販売のオリジナルブランド『ディスティラリー・コレクション』からの逸品。　 ブランドコンセプトは「銘柄に囚われず、真に味の良いものだけを選りすぐる」だそうで、飲み手の嗜好をとことん追求し、決して裏切らない、決して飽きさせないという精神でモルトを厳選しているそうです。 ５年２ヵ月間もシェリー樽で追熟させた、２５０本限定の渾身作です。

『ロウカスク・スモーキング・アイラ・１９９８（ブラックアダー）』 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［アイラ・モルト］　￥１１００ 飛び込んでくるピートの香り。　そしてその後ろから出現するジャムのようなフルーティーな香りが、どんどん存在感を表してきます。　 口に含むと先ずはその甘さに驚き、果肉入りのジャムが口一杯に充満。　 徐々に力強くスモーキーさが出現、甘さとスモークで溢れかえり、そのまま長い余韻へと続きます。　 ボディも厚く、満足感のある優れものです。 ボトラーズのブラックアダー社が「本来のあるがままの味」を追求したシリーズ『ロウカスク』からの逸品。　 通常のウイスキーは見た目を重視する為、冷却濾過等の濾過処理を行い、カラメルで着色しています。 しかしこのシリーズのモルトは、大きな木片を取り除く為だけのフィルター処理をするだけ。　 まさに樽の中の旨味とコクがそのまま味わえるという優れもの。　 その証にボトルの中には樽内側の黒い炭が紛れ込んでいます。

『グレンゴイン・１９９９・ベリーオウンコレクション（ＢＢＲ）』 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［ハイランド・モルト］　￥９００ 熟した黄色いリンゴ、炊きたての米の甘い香り、麦芽のソフトな香りが漂います。　 森林浴に来て、清々しい空気を思いっ切り吸っている気分。　 ソフトでデリケートな口当たり、いたわってくれるかのような優しく甘い液体が舌を被います。　 口の中に穏やかな甘さを残しながら、ハーブの爽やかな余韻が拡がり、森林に湧き出る甘い水のような爽やかさがあります。 英国王室御用達であり、創業１６９８年の英国最古のワイン＆スピリッツ商『ベリー・ブラザー＆ラッド』が自信をもって販売する逸品。　 この『ベリーズ・オウン・セレクション』は１００年以上前から続いていた人気のシリーズで、２００２年に復活。 現在も蒸留所の個性を生かした商品を限定でラインアップしています。

『ブラントン・１０５（メゾン・デュ・ウイスキー）』　［バーボン］　　　　　￥８５０ 香りは優しく上品、メープルシロップがたっぷりと掛ったパンケーキの甘い香りが押し寄せ、おすまししたアメリカ南部のお嬢さんを連想させます。　 最初は比較的おとなしい味わいですが、口に拡がるにつれ、じわりじわりとハチミツの甘味が増長。　 シナモンとオークの余韻がゆっくりと続きます。 珍しいブラントンが入荷しました。　 フランスで最大規模を誇る酒類販売店『メゾン・デュ・ウイスキー』の為に作られた、２２５本限定の貴重品。 ブラントンは、話題性のあるウイスキー達を続々とリリースしている『バッファロー・トレイス蒸留所』の主力銘柄。　 ウイスキー造りの名人とうたわれた『アルバート・ブラントン』の名前を付けた、こだわりが表現されたシングルバレルによる逸品です。

『コッシャー・スリヴォヴィツア・リザーブ』　［すももウオッカ］　　　　　　￥７５０ 香りからは、みずみずしいスモモの甘酸っぱさ、ウッディな甘さ、そして赤紫蘇が嗅ぎ取れます。　 口に含むとソフトな甘さが徐々に拡がり、口に残る嫌な甘さと苦味が無く、とても爽やかな味わい。　 熟れたプラムをかじった瞬間の味がします。　 ホワイトペッパーのピリピリ感を香りに残し、スモモの余韻が心地よく続きます。 チェコやハンガリー等の中欧諸国では家庭で造られ、祝いや歓迎の席でよく飲まれている伝統的な『スモモのウオッカ』。　 風邪を引いた時には、ハチミツとミルクを加えて飲むと良いとされているとか。　 この逸品はハンガリーのウニクム社が造る、樽熟成させた珍品。　 インターナショナル・ワイン＆スピリッツ・コンペティションで受賞した経歴を持つ高級品です。

『ショコラ・アブサン』　［クリームリキュール］　　　　　　　　　　　　　　￥６５０ キャラメル、チョコレートのソフトクリーム等、とてもとても癒される甘〜い香り。 口当たりはクリーミーでソフト、チョコレートムースの甘さが口一杯に満たされご満悦。 余韻でアブサンが徐々に存在感を表し、虜になる味わいです。　 やっぱり、チョコレートとアブサンはベストマッチなのでした。 フランスでトップ３（個人的にはナンバーワンですが）に入るアブサン蒸留所『ポール・デボアール』がつくる、珍しいチョコレートキュール。　 フランス北東にあるフジュロル村にて１８５９年創業し、アブサン全盛期から評判の蒸留所。　 この地の特産品であるサクランボのブランデーの他に様々なフルーツブランデーやリキュールを作り、高い生産技術を誇示しています。