『アードベック
1990・カスクストレングス』(アイラモルト) ¥1250【税込】
待望のアードベック蒸留所オフィシャルの新商品が登場しました。
1990年蒸留〜2004年4月ボトリングの13年熟成品。 しかし残念なのが今回も1140本のみの限定生産、およそ5樽分だけの商品化です。
これ程美味しいモルトは稀にしか出来上がらないという事なのでしょうか。
香りはとても力強く、オレンジのようなフルーティさとコショウのような
スパイシーさ、そしてチョコレートも感じます。 口に入れると色々な味わいが次々と現れボリューム感たっぷり、
口の中でお踊り出します。 アフターはとても長く、甘さから徐々に柔らかいヨード香に変わっていく様も
楽しめるでしょう。
長期熟成品にはない力強さと、素晴しい熟成環境で得られた甘さを伴った
柔らかさ、その両方を合わせ持った名酒です。
『ペンダリン・シングルモルト』(ウェルシュモルト) 定番化 ¥900【税込】
ウェールズ産のウイスキーが復活しました!
スコッチより200年以上も歴史が古いともいわれる、ウェールズでの
ウイスキー造りはスコッチとは違い、独特な伝統を作り上げていきました。
大麦を発酵させる為に蜂蜜を入れたり、熟成後の原酒を天然ハーブの フィルターに通
しハーブの香りを付けたり、とてもユニークな味わいがしました。 しかし、細々と続けられていた、そのウイスキーを造る蒸留所も1998年に閉鎖、
そして新たな会社がその蒸留所を引き継ぎ、 今年の3月にまったく新しい『ウェルシュ・ウイスキー』の発売が始まりました。
とても個性的な蒸留器を使った独特な蒸留方法を採用し、 熟成には『ジャックダニエル』とバーボンの『エヴァンウィリアムス』の樽を使い、仕上げに『マデイラワイン』の樽で最後の熟成を行います。
味わいはライトでスムース、若々しいモルトの香りと共にレーズンやバニラ、
マデイラの香りがします。
長いアフターの間も様々な香りが現れとても楽しめます。
『ケルト
VSOP』(コニャックブランデー) ¥800【税込】
世界一周 〜船の中で静かに揺られながら熟成されたブランデーです。
昔は海外に輸出する際、原酒を樽に入れたまま船に載せられ運ばれていたそうです。
その航海の間、静かな揺れと気温や湿度の変化により、 とても素晴しく熟成されていたそうです。
そして現在、ケルト社が世界一のコニャックを造る為、経費を度外視して
その昔ながらの熟成方法を実践しました。
上質の熟成された原酒を絶妙にブレンドしてボトリングの前に再度樽に戻し、
樽のまま3ヶ月間、世界一周の航海に出ます。
味わいはとてもマイルドでソフト、キャラメル、 桃やメロン等のフルーティな香りとフローラルなニュアンスがあります。
業界誌『ワインエンスーシアスト』のコニャック評価部門では有名ブランドを
押し退け、世界1位に輝いています。
『アブソリュート・バニラ』(フレーバードウォッカ) 定番化 ¥650【税込】
昨年アメリカで発売され、ニューヨークで話題となりバニラブームまで巻き起こしたと言われる、『アブソリュート』の新商品がやっと日本に上陸しました。
キャラメルやメープルシロップのような甘く円やかなバニラ香。 口に含むと、トロ〜ッとしたオイリーさと相まって正しくバニラアイスを感じます。
しっかりとしたアルコール感もあり、アフターには強烈なウオッカの香りが立ち
上がります。
疲れた心を包み込むようなこの甘い香りと、気持ちを奮い立たせるような
アルコールの刺激が、日々のストレスに潰されそうな『NYっ子』の心を癒し、
そしてつかんだのでしょうか。
私もこれで癒されるとしますか。
『ペレイラ・ドリヴェイラ・セコ・15年』(辛口マデイラワイン)
¥950(60ML)【税込】
久しぶりに『マデイラ』が登場です。
今回は15年熟成のエクストラリザーブ規格、 ついため息が溢れてしまう程の秀作です。
高級なバルサミコや新鮮なドライフルーツの香りが印象的で、喉に流し入れた後
しばらく続く、柔らかい酸味ある後味がとても魅力的です。
日本やフランスではマデイラは料理に使う場合が多く、日本人でこれを
愛飲する方はまだ少ないと思いますが、世界の多くの国々では大変親しまれ、
アメリカでは「乾杯のワインはマデイラ」という時代があったくらいで、
アメリカ合衆国が独立宣言をした時や、 ワシントン大統領就任の時などもマデイラで乾杯したそうです。
因に、かの『ナポレオン1世』は幽閉されたセントヘレナ島にマデイラを
持ち込んだ迄は良かったのですが、飲み頃を待っているうちに無くなって
しまったそうです。
また、シェークスピアはマデイラについてこんな事を言っています。
「命と引き換えにしてもいい」
人間の小さな私はそこ迄は言いませんが、マデイラには飲む人を魅了する
何かを持っているのかも知れませんね。
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