カリラ・１９８１・３０年・バーマンズコレクション　［アイラ・モルト］　　￥１８００ キャラメル、セメダイン、暖かい国の花、トロピカルフルーツ等の香りの後に、優しいピートの香りが登場。　 口に含むとドライフルーツの甘さとコーヒーのコクが舌に絡み付き、気分が上昇。　 そして、ハーブとピートの余韻がそこはかとなく飲み手を盛り上げてくれます。　 癒される程の洗練された味わいに、心を奪われてしまうかも・・・。 モルトマニアに多くのファンを持つ「カリラ」　 その当たり年と言われている１９８１年ヴィンテージが入荷しました。　 しかも日本のモルトバーを代表する「キャンベルタウンロッホ」さんと「ＢＡＲカリラ」さんが協力して選んだ原酒をボトリング。　 たった１３８本しかボトリングされなかった、超貴重なオリジナルボトルです。　 両氏の折り紙付きとあれば、飲まずにいれないのは私だけではないはずです。

ハイランドパーク・１９９１・カスクストレングス・２０年（ＳＭＷＳ） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［アイランズ・モルト］　￥１５００ ローストアーモンド、オレンジグミ、アプリコット、シードル、鉛筆などが次々と香ってきます。 口に入れた途端、ドライアプリコットのフルーティーで濃厚な甘さが、オイリーさと共に口一杯に拡がり、次第にスモーキーさが顔を覗かせウットリ。　 そしてスモークとフルーツキャンディーの長い余韻が終わる頃、塩辛さを感じてまたウットリ。 スコッチモルトウイスキー協会（ＳＭＷＳ）の会員向けボトルが入荷です。　 このボトルのタイトルは「漁船の上の樽職人のエプロン」。　 想像を膨らませてから味わうと感激ひとしお！　 このモルトが生まれる「オークニー諸島」とスコットランド本土を隔てるペントランド海峡は潮流が激しく、強風が吹き荒れ、頻繁に渦を巻いてます。　 そしてこの地域の夏は「日の沈まない夏」となるとか。　 そんな海に浮かぶ漁船を思い浮かべながらお飲み下さい。

クラガンモア・１９９７・カスクストレングス・１４年（Ｍ＆Ｍ） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［スペイサイド・モルト］　￥７５０ 洋梨、さつまいも、グレープフルーツシロップ、カスタードクリームがグラスから溢れ出てきます。　 口に含むとココナッツ、バニラ、ハチミツの甘さが、強いアルコールの刺激と共に拡がり、のちの舌に残るペッパーの刺激へと繋がります。　 フルーティーでミンティ−な余韻も楽しめ、美味しさも刺激的です。 幅広い層のファンを持つ「クラガンモア」　 今回はボトラーズ会社「モリソン＆マッカイ（Ｍ＆Ｍ）」による人気シリーズ『ヴィジュアル・フレーバー』からの逸品です。　 ラベルには、それぞれのモルトのメインとなる３つのフレーバーのイラストが描かれ、視覚的に飲み手の心を揺さぶってきます。　 しかもカスクストレングスでこの価格。　最高のコストパフォーマンスに脱帽です。

ハンプデン・カスクストレングス・８年（ケイデンヘッド）［ジャマイカ・ラム］　￥９５０ パパイヤやアプリコットなどの甘くフルーティーな香りと、バニラやアニスなどの香辛料の香りがバランス良く押し寄せます。　 パワフルな口当たりで甘くフルーティーな味わい。　 アルコールの軌跡を舌に残しながらスムースに流れ、やがてドライに変化。　 エキゾチックな余韻がしばらく続き、口元が上がってしまいます。 通称「モーベイ」と呼ばれるジャマイカ第２の都市「モンテゴベイ」。　 ジャマイカ北海岸にあるこの地で「ハンプデン蒸留所」は１７９９年からラムを造り続けているのですが、日本では滅多にお目にかかれません。　 やっと見つけた希少なジャマイカンです。 そして今回のボトリングはナント「ケイデンヘッド社」。　 今や主流となっている“冷却濾過を行わない樽出し度数のボトリング”の先駆者。　 期待値が一気にアップです。

ストック・８４・ＶＳＯＰ　［イタリア・ブランデー］　　　　　　　　　　　　￥６５０ パイナップル、ココナッツ、バニラアイス、オーク樽の甘い香りなどの優しい香りが、鼻腔をそっと撫でて来ます。　 真綿のようにソフトな口当たり、舌に絡み付く粘性のある甘い液体、バニラの後にくるコショウの余韻。 余韻は決して長くはないが、この価格帯では十分すぎる程の美味しさです。 １８８４年創業のイタリアを代表するブランデーメーカー「ストック社」　 その会社名と創業年から命名したこのブランデーは欧米諸国での人気が高く、同社を代表する銘柄となっています。　 単式と連続式蒸留機を併用して使い、オーク樽で４年以上熟成されたイタリアの味。 そのフランス産ともスペイン産とも違う個性を楽しめます。

ヴィノ・ナランハ　［スペイン・オレンジ浸清甘口酒精強化ワイン］　　　　　　￥８５０ もぎたて完熟オレンジ、レーズン、チョコレートの甘い香り。 夏の太陽を連想させる、はつらつとした香りに飲む事を急かされます。　 口当たりは軽く、濃厚な甘さが一気に口の中に拡がり、ビターオレンジが出現。　 ブラウンシュガーとドライいちじく、オランジェの甘い余韻しばらく続き思わずニンマリ。　 幸せの鐘が連打されます。 アンダルシア州と大西洋に面したポルトガル国境に程近いウェルバ県。　 この地で造られるサレマ種とペドロヒメネス種のブドウを使った　酒精強化ワインにセビリアオレンジを浸清。　 あまり見かけないスタイルの甘口デザートワインに仕上がっています。 数々の賞の受賞経験を持つ「ボデガ・オリヴェロス社」の技術力の高さが伺える逸品です。