『ボウモア・5年−プロヴナンス』(モルトウイスキー)
¥650
やんちゃ坊主の暴れん坊 ウイスキーの円熟期が30年とするならば、
5年熟成のこのウイスキーを人間に例えると、
小学校低学年のやんちゃ盛りの男の子でしょうか。
この子は一日中あちこちで、
泥んこになりながら遊んでいたかのように、
山の香り(穀物香、ピート香)と
海の香り(ヨード香、塩辛さ)が
口の中を駆け回り、暴れだします。
大人に成長し、円熟してお落ち着いたウイスキーは
もちろん美味しいのですが、
まだまだ成長期で、元気のあるウイスキーを
飲んでみるのも面白いのでは。
このウイスキーもあと数年熟成させると大人しくなってしまうのかと思うと
ちょっと寂しい気持ちになるのは 私だけでしょうか?
『アブソルート・マンダリン』(フレーバード・ウオッカ)
¥600(45ml) 定番化
美味しいウオッカを見つけちゃいました。
ボトルのキャップを開けたとたん、爽やかな
「マンダリンオレンジ」の香りが鼻をかすめ、
喉から手が出てきます。
口に含むと、
決して甘くないオレンジの風味が
ウオッカのアルコール感を和らげとても飲みやすく、
次の一口を求めて今度は
両手が喉から出てきます。
ショットで飲むに良し、
カクテルにもまた良し、
これは流行りそうなウオッカです。
あなたは喉から何本の手をだしますか?
余談ですが、この「アブソルート」のホームページはすっごく素敵です。
ご興味があれば見て損はないです。 http://www.absolut.com
『ヴァルデスピノ・ソレラ・レゼルバ』(ブランデー)
¥800
スペイン万歳! シェリーのブランデーは最高です。
シェリーの産地「ヘレス」で熟成されたこのブランデーは、
シェリーの香りと
ブランデーの奥深い味わいを
合わせ持っています。
それもそのはず、 シェリーの熟成庫と同じ環境の中で、
シェリーの熟成に使ったあとの樽に寝かされ成長しました。
しかも、「ソレラシステム」
というシェリー熟成で行う特別な方法を用いています。
このシステムの説明は長くなりますので、興味のある方は 私に直接聞いてください。
シェリー樽熟成の「モルトウイスキー」はとても人気がありますが、 ブランデーはもっとシェリーのニュアンスが強く出ています。
是非、試して頂きたい1本です。
『ヴァルデスピノ・クリーム・イザベラ』(シェリー)
¥700 (60ml)
今回のシェリーは『クリームシェリー』です。
クリームといっても乳製品とは関係なく、
酸化熟成させた『オロロソ』と
トロ〜リ甘口の『ペドロヒメネス』を
ブレンドさせた物です。
多分、滑らかな口当たりから『クリームシェリー』と呼ばれているのでしょう。
まろやかな甘さが口の中で花開き、
あと味という長いベールを引きずります。
最近オーナーが変わり、古い設備の施設から近代的な新しい設備へと 移行しているそうです。
この『クリーム・イザベラ』も新オーナーになってからの新商品で、 まずはお手並み拝見といきましょう。
ところで『イザベラ』って 誰よ?
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