オーヘントッシャン・１９９２・バーボンバレル・２０年（アデルフィ） 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［アイラ・モルト］ 　￥１６５０ 干菓子のらくがん、パイナップル、グレープフルーツ、バニラ等、バラエティに富んだ香り。 しっとりと滑らかな口当たりの液体が、フルーツゼリーや雷おこしの穏やかな甘さと共に舌の上を静かに還流。 口の中に微かな塩気を残しながら、クローブやペッパーの余韻が拡がり、その中からフルーツがひょこっと出現。 果実感を堪能できる逸品です。 ローランド地方伝統の３回蒸留にこだわり、しかもノンピート。 「これぞローランド地方のウイスキー」といっても過言でないクラシカルなモルトを作る蒸留所が「オーヘントッシャン」なのです。 １９９４年にサントリーが所有してからは施設が充実し、ブランドイメージがアップ。 近年にわかに注目を集めるようになり、今後の期待度もアップです。

スプリングバンク・ブラックファウンダーズ・１６年（ロッホデール） 　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［キャンベルタウン・モルト］　 ￥１２５０ パパイヤ、メロン等、甘く滑らかな香りが鼻を優しく撫で、イメージはソフト＆フルーティー。 サラッと舌の上を流れ、でしゃばるところ無く、まとまりのある爽やかな味わい。 クリーミーでココナッツの余韻が暫く続き、微かにスモーキーな一面 も表します。 王道を行くスプリングバンクの美味しさを体験できますよ。 懐かしの名酒が入荷しました。　 ボトラーズであるロッホデール社の「ファウンダーズ・シリーズ」第三弾に当たるこの逸品は、古き良き時代（１９６０年代）のスプリングバンクを再現して作られているそうです。　 久しぶりに味わいましたが、やっぱり旨いです。

バルヴェニー・１４年・キューバンセレクション　［スペイサイド・モルト］　　￥９００ ハチミツ、皮がパリッとしたシュークリーム、熟したバナナの皮など、複雑な甘い香り。 口に含むと、まろやかでクリーミーなフルーツキャラメルの甘さが優しく拡がり、思わず笑みがこぼれます。 余韻は香ばしいアップルパイ。 最後の最後まで楽しませてくれます。 長年に渡り受け継がれた職人技を駆使して、手作り少量生産型のモルトを製造。 手間を惜しまないからこそ発揮できるその実力は、スコットランドでも群を抜くのではないでしょうか。 今回は伝統的なオーク樽で１４年間熟成後、キューバ産ラムの熟成樽で追加熟成した限定品です。

ザ・ベルジャン・オウル・シングルモルト　［ベルギー・モルト］　　　　　　￥１０００ いきなり鼻に飛び込んでくる胡椒の香り、その後に生姜や繊細なチョコレートの香りが続きます。 口に含んでも胡椒は持続し口の中に充満。 そしてその狭間からフルーツの甘さが現れます。 余韻もスパイシーでホット。　 楽しい気分をもたらす味わいです。 麦芽などの全ての原料がベルギー産のモルトウイスキーが登場！！　 因みに日本のウイスキーは１００％国産ではないのが実情で、この「オウル」はかなりのこだわりを持った蒸留所と言えます。 １st フィルのバーボンバレル熟成、３年熟成原酒をバッティング、ノンチルフィルター、ノンカラーリングの本格的品質。 「ウイスキーバイブル」にて９５.５点と高得点を獲得し、最優秀ヨーロピアンシングルカスクウイスキーに選出されています。

オチョ・アネホ・シングルバレル　［熟成テキーラ］　　　　　　　　　　　　￥１２００ 爽やかなシトラス、トロピカルフルーツ、バニラクリームなどの甘い香り。 次第にコショウが存在感を表出。　 口の中ではパワフルでフルボディの味わい。ふくよかな甘さとスパイスが調和し拡がります。　 コショウを口の中に残しながら、アフターにチョコレートと有塩バターが暫く継続。　 満足感のある飲み口です。 テキーラではとても珍しい「シングルバレル＆バレルプルーフ」のプレミアムな逸品が入荷しました。 要するに傑出した樽を１つ選び出し、加水をせずにボトリングした「樽出し原酒」です。 勿論、原料はブルーアガベ１００％。生産者であるカマレナ家独特の製法でその旨さを最大限に引き出しているそうです。　 まあ、面倒な説明は抜きにして，これは旨いのです。

ジョージディッケル・バレルセレクト　［テネシーウイスキー］　　　　　　　　￥８５０ スイートコーン、バナナアイス、バニラビーン、瑞々しいフルーツ等の香り。 とてもソフトで真綿のように優しい口当たり。 マイルドな旨味がシルクのようにサラッと舌の上を滑り流れ、チョコレートの余韻とともに樽の焦げた香りが鼻をかすめていきます。 ジャックダニエルを含めテネシーウイスキーは木炭層を透過させるのが特徴ですが、このジョージディッケルは透過させる際、原酒を冷却させているそうです。 そうする事で原酒がよりまろやかになり、その個性が決定づけられています。 熟成のピークに達した１０〜１２年熟成の原酒を厳選して少量だけボトリング、自信を持って送り出したプレミアム品。 飲むとその凄さが分かります。

ヴァイングート・フライ・ラインヘッセ・ロゼ　［アイスワイン］　　　　　　￥１２００ 木イチゴ、ハチミツ、レモンティー、イチゴミルクキャンデーなど、爽やかでありながら濃厚な甘い香り。 ジューシーな口当たりでフレッシュなイチゴを食べているかのような甘味と酸味が口一杯に拡がります。 決して甘すぎず、スッキリとしていながら深みのある甘さ。 余韻はイチゴのショートケーキが楽しめ大満足です。 珍しいロゼのアイスワイン。 しかも葡萄品種は高級赤ワインに使われる人気の「ピノ・ノワール」なのです。 この醸造家はドイツでは優秀な葡萄栽培家として知られ、その高品質の葡萄から作られるアイスワインはとても評価が高く、数々のコンクールで金賞を受賞。 しかもここの葡萄畑は栽培に理想的な条件を備えており、作業負担も軽減される為にコストパフォーマンスが優れたワインを作る事が可能だそうです。