ニッカ・シングルカスク・余市・1991 ¥900
最近は滅多にお目にかかれない10年ものです。
この商品の12年、15年熟成品は比較的手に入りやすいのですが(値段はやはり高い)、余市モルトの特徴でもある〈力強さ〉は10年熟成品に1番よく表現されています。
スモーキーで、しかも鼻をくすぐるような甘い香り。 第一印象から感動させられます。
なんと云っても、口に入れた途端から始まる濃厚な果実のような甘さが、後味から余韻へと長〜く続き、驚かされます。
さすが、今や『世界のニッカ』 素晴しいです。
ザ・カスク・オブ・山崎・シェリーカスク・1991 ¥950
これまた久しぶりに見つけた、山崎です。
先日行われた、世界のウイスキー品評会でニッカを押し退け上位に入選したサントリーですが。(この時は、『響・21年』が9位
にランクインしました。)やはり世界的なビックメーカーの意地が感じられました。
今回入荷したこの『山崎』はニッカに対抗して商品化した、サントリーの意地の固まり的な逸品なのではないでしょうか。
アルコール度数61度のため辛く感じますが、ナッツやフルーツの風味が心地よく喉元を過ぎていき、余韻がしばらく楽しめます。
以前当店で大変人気のあった『山崎・樽出し原酒』より、少し角張った印象を受けます。
柔らかすぎないこの『山崎』は決して『余市』に負けていません。
ヴィンテージ・軽井沢12年・シングルカスク ¥700
ジャパニーズモルトのダークホース『メルシャン・軽井沢蒸留所』の樽出し原酒モルトです。
蒸留所の歴史は古く昭和31年に創業され、昭和51年に日本で初めて国産モルトウイスキーを発売しました。
どうしても、ニッカやサントリーの影の存在と思われがちですが、2001年と2002年のインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティションで『軽井沢』は金賞を受賞しています。
今回入荷した『軽井沢』はシェリーカスクによる熟成品でオロロソ・シェリー由来の香り高い逸品に仕上がっています。
甘さとスパイシーさのバランスが絶妙で、ドライフルーツや焦げたピートのような味わいを感じ、余韻は長くバニラやローストナッツのような香りが続きます。
私自信、初めて試飲しましたが予想に反した素晴しさで驚いています。
ザ・シングル・カスク・秩父 ¥600
東亜酒造と聞いてピンとくれば、貴方はかなりの日本酒通ではないでしょうか。
平成13・14年の全国新酒鑑評会で2年連続金賞を受賞した埼玉県にある日本酒の酒造メーカーですが、意外にも昭和21年から埼玉
県羽生でウイスキー造りを始めています。
現在10種類ものウイスキーを販売していますが、今回入荷した商品は日本を代表するウイスキー評論家の土屋守氏が特別
に選んだ限定品です。
2年熟成とまだ若いですが、それゆえ上記3種では味わえない破天荒な荒々しさが魅力で、そのうえ麦芽や新樽の木の香りを感じ、いかにも男のウイスキーという感じです。
今回はハーフボトル1本しか入荷できなかった為、興味をお持ちの方はお早めにお試し下さい。
焙煎樽貯蔵・梅酒 ¥600(45ml)
心地よい美味しさ見つけました。
1年ものの梅酒をウイスキーの熟成に使われた古樽に詰めて、3年間熟成し樽出しのまま瓶詰め、世界でも初めての試みによる逸品です。
梅酒本来の甘味と酸味が樽由来の渋みと相まって、絶妙なハーモニーを引き出しています。これは今までにない複雑でキリッとした、とても贅沢な梅酒です。
この梅酒が寝かされていた樽は、今現在モルトウイスキーを抱き、何年か後の美味しいモルトウイスキーの完成のために使われています。
梅酒樽熟成のウイスキーはどんな味がするのでしょう。とっても楽しみですね。
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