カリラ・１９８２・カスクストレングス・２６年（フロムハントリー） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［アイラ・モルト］　￥１９００【税込】 恥じらいながら立ち上がるアプリコットジャムの甘い香りと、凛としたピートの存在感のある香りに圧倒。　 口当たりはアルコールの角が取れまろやか。　 ドライフルーツの甘味が口に拡がり、次第にスモーキーさがバランス良く主張し始めます。　 オイリーな後味、アプリコットチョコレートとスモーキーな余韻が満足感を助長し、“ホッ”と溜息がもれそうです。　 まさに癒しのウイスキーです。 実は「カリラ」と「ラガヴーリン」は原料モルトの品種もピートレベルも同じで、使用するイースト菌もまったく一緒なのです。　 設備と作り方の違いで、こうも味わいの違いが出るものなのだと驚かされます。　 カリラの生産量のほとんどは「ジョニーウォーカー」などのブレンドに使われます。　 シングルモルトとしての販売は５％程だったのですが、昨年の秋から２５％程に増産。　 世界中で今、カリラ人気が急上昇中です。

グレンモーレンジ・１９９３・カスクストレングス・１６年（ＳＭＷＳ） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［ハイランド・モルト］　￥１４００【税込】 缶 詰めの桃やごまプリンの甘い香り、次第にオーク樽の香りがしっかりと現れてきます。 口に含むとマッタリとして甘い“ココナッツ入りフルーツケーキ”が舌の上を転がり、うっとり。　 上質なオークの余韻がしばらく続き、またうっとりとしてしまいます。 とっても魅力的な味わいに惚れ込んでしまいました。 グレンモーレンジの製法上の特徴は３点。　 １、硬度１９０の硬水を仕込み水として使用。　 ２、元々はジン製造に使われていた、背が高く、首が長い蒸留機を使用。　 ３、徹底した樽へのこだわり。　 それらが上手く利点となり、世界のトップブランドの味を造り上げているのです。

ヘーゼルバーン・２００１・カスクストレングス・８年・バーボンバレル 　　　　　　　　　　　　　　　　　 　［キャンベルタウン・モルト］　￥１１００【税込】 ココナッツクリーム、ミルクチョコレート、グレープフルーツの皮の香りと、材木工場に入り込んだかのような大鋸屑の香り。　 口に含むと、香ばしくふくよかな味わいが拡がり、力強いオークとホワイトペッパーが後を引きます。 クリーミーな甘い余韻がしばらく続き、身体がとろけそう。 日本ウイスキーの父「竹鶴政孝」がスコットランドで修行をした蒸留所名を名乗るモルトウイスキー。 現在、ヘーゼルバーンは閉鎖されているのですが、スプリングバンク蒸留所第３の銘柄として製造中。 ピートを焚かない麦芽を原料に３回蒸留、他の２銘柄とは違う個性が強調され人気を博しています。

メイカーズマーク・４６　［バーボンウイスキー］　　　　　　　　　　￥９００【税込】 メープルシロップ、オレンジマーマレード、アップルパイのホイップクリーム添えの甘い香りに癒されます。 口当たりはソフトで、しっかりとした焦がした樽のコクのある味わいと、キャラメルの穏やかな甘味がバランス良くまとまってます。　 落ち着いた時間を有意義に過ごせるバーボンです。 「４６」はメーカーズマーク蒸留所の４６番目のレシピに由来しているとか。 熟成が完了した原酒を新たに樽に移し変え、その樽に焦がしたオーク材の棒を１０本挿入。　 数ヵ月間の追加熟成を経て最高の仕上がりでボトリング。　 焦げたオークの力により、より一層深みの増した味わいに仕上がっています。

アヴィニョネージ・グラッパ・ディ・ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［グラッパ］￥１０００【税込】 パイナップル、黄色いりんご、栗などの上品でありながらパワフルな香り。　 繊細な味わいで口当たりソフト。　 うっとりする芳醇な香りが舌の上の甘さと絡み合い、至福の喜びをもたらします。　 ローマの舞踏会で、華やかで優雅なひとときを体験したかのような気分になります。 毎年トップレベルの評価を得ているワイナリー「アヴィニョネージ社」が作るグラッパ。 “トスカーナワインの女王”と称される、トスカーナＤＯＣＧワイン「ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ」の搾りかすを蒸留して作られます。　 さらに１８ヶ月間熟成させ、チャーミングで豊かな香りに磨きがかけられてます。

フォンセカ・シロコ　［辛口・ホワイトポート］　　　　　　　　　　　￥８００【税込】 先ず鼻に飛び込んでくる香りは日本酒のこうじ、次第にマスカットやリンゴ等のフルーティーで優しい香りが流れ込んできます。　 口に含むと、サラッとしたほのかな甘さが心地良く拡がり、コクのある後味へと続きます。 甘口でフルーティーな日本酒を飲んでいる錯覚を起こしそうな味わい。 ポルトガルの酒精強化ワイン『ポート』が久しぶりの入荷です。 ポートワインといえば黒葡萄を原料とする“レッドポート”を想像しますが、今回は生産量 が少ない白葡萄を原料とする“ホワイトポート”。 フランス人はポートワインを日常的に愛飲しており、生産国ポルトガルの２倍もの消費量 があるとか。 ちなみに日本は全生産量のたった０.２％、世界１５番目の消費に止まっているようです。　 こんなに美味しいのに飲み手が少ないのは残念なことです。　 この機会にポートワインの美味しさを再確認して下さい。