『マッカラン・１０年・フルプルーフ・（１９８０年代流通 品）』 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［スペイサイド・モルト］　￥１９５０ カカオ含有量 の高いチョコレート、ドライイチジク、ドライプルーン、そしてピートも微かに香ります。 口に含むとドライフルーツの芳醇な甘さが口に拡がり、珈琲のコクを感じるフルボディーな味わい。 鼻から抜ける香りは温かく、シェリーとオレンジピールを感じます。　 そしてオーク樽の甘さと塩気のある余韻が暫く続きます。　 ほんの少しの加水で味の幅がグンと拡がるのでお試し下さい。 １９８０年代にイタリアで流通していたオールドボトルの入荷です。 イタリアのインポーター「ジオベネッティ」の為にボトリングされたこの逸品はとても品薄で価格も高騰。 現在では私が購入した価格の倍以上で取り引きされています。 この価格で飲めるのもこれが最後でしょう。 １９８０年代流通のマッカランという事は、製造したのは１９７０年代。　 マッカランのターニングポイント以前に作られた可能性も・・・。　 いずれにしろマッカランは世代が遡る程、美味しいといわれています。 マッカランがまだマッカランたらしめた頃の味わいをお楽しみ下さい。

『アムルット・１９９９・ＷＥ１０周年記念（ウイスキーエクスチェンジ）』 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［インディアン・モルト］　　￥９５０ バニラ、オーク、アプリコットジャム、融けかかった生キャラメル、等の甘くクリーミーな香り。 口の中では、アルコ−ル度数ほどの強さを感じないマイルドな口当たり、リッチでコクのある甘さもあり、ボディが厚く飲みごたえ十分。　 スイート＆スパイシーな余韻も楽しめます。 インド産とは思えない高品質な味わいをご体験下さい。 ヨーロッパ各国で高評価を得ているモルト「アムルット」は、インド南部の都市「バンガロール」で作られています。　 標高９１４メートルの高地に熟成庫がある為、熟成が３倍早く進むそうです。　 ということは、今回の１１年熟成品は“３３年熟成”に相当するという事に・・・。　 インドの魔法にかかったかのような神秘的なモルトです。 因にこのボトルは「ウイスキーエクスチェンジ社１０周年記念ボトル」 やはり、記念ボトルにハズレ無し！

『ロングロウ・ＣＶ』　［キャンベルタウン・モルト］　　　　　　　　　　　　￥７５０ 潮風、浜辺での焚き火、アサリの網焼き、塩アイス、海水を含んだピートなどの香り。 口当たりはオイリーでトロ〜リとしており、塩辛さとスモークとコショウが一丸となって口を被います。 余韻は塩水漬けのブラックオリーブ。　 若さをあまり感じず、ボディがしっかりとした、バランスの良い味わいです。 スプリングバンク蒸留所が作る“ヘビーピート”なシングルモルト「ロングロウ」 ＣＶとは履歴書という意味で、様々な熟成年数（６〜１４年）、カスクタイプ（シェリー、バーボン）やサイズ（５０〜５００リットル）の違う樽で熟成された原酒を混ぜる事で、ロングロウの個性と魅力を最大限に表現しています。 とってもコストパフォーマンスに優れた、ウマ〜なモルトです。

『バルデスピノ・ファミリーヘリテージ』　［スペイン・ブランデー］　　　　￥１６５０ 瑞々しさと熟成感を合わせ持った、リッチなシェリー香。　 ナッツとドライフルーツが畳み掛けるように鼻腔に押し寄せます。 鼻からはアルコールの刺激を殆ど感じません。 口に入れたのが気付かない程、優しい口当たり。　 暖かくマッタリとした味わいが口の中の至る所に絡み付き、喉に流し込むのが惜しまれます。　 最後には清々しく心地よいスパイスの余韻が長く後を引きます。　 滅多に体験出来ないこの感覚、ハマります。 ６年振りにボトリングされた“秘蔵のお酒”が入荷しました。 これは高品質シェリーを生産する事で定評のある「バルデスピノ社」の前オーナーのプライベートストックで、１８９７年から代々家族に受け継がれてきた遺産でもあります。 １８９７年から始まるソレラシステムで熟成されており、平均熟成年数は５０年以上、１００年以上前の古酒も含まれています。 コニャックとは全く違う味わいのシェリーブランデー、その最高峰の１つと言っても過言ではないでしょう。

『ブラックロック・２０００・ｃｈペトリュスカスク』　［バルバドス・ラム］　￥７５０ バナナ、珈琲、ピーナツバター、スモーク、喉のぬ り薬の香りがグラスから溢れ出ます。 固く締まったフレッシュな味わい、甘過ぎず辛過ぎず、絶妙なバランス。　 徐々に味と香りが口の中で膨らみ、コーヒーのコクを残しながら、バニラ味のアイスキャンデーが余韻として長く続いて行きます。　 カリブ海に浮かぶ小さな島国「バルバドス」。 種子島ほどの広さのこの国の経済の中心は観光とサトウキビで、“ラム発祥の地”とも言われています。 北海岸近くにある「ブラックロック蒸留所」は、古参のブラックリー蒸留所から単式蒸留機を譲り受けた、期待の作り手。　 その単式蒸留機で作られた原酒をバーボン樽で９年間熟成、その後アイラ島に運び、超高級ワイン「シャトー・ペトリュス」の樽で追加熟成させています。　 ボトラーズ「マーレイ・マクダヴィッド社」渾身の限定生産品です。

『シャトー・グランペイロ・２００５』　［仏・甘口貴腐ワイン］　　　　　　　￥８００ 花梨、蜂蜜、パイナップル、ピーチネクター等が香り、黄色い花が咲き誇る花畑に舞い降りてきた気持ちになります。　 マッタリとした口当たりの液体が口に流れ込むと、蜂蜜の甘さが一気に口一杯ひろがり、切った端からほとばしるメロン汁を飲んでいるよう、まるでミツバチ気分。　 微かな酸味が徐々に現れ、口の中はカーニバル。　 余韻も十分楽しめ、幸せ感が満載。 とてもお買得なデザートワインです。 フランス“サント・クロワ・デュ・モン地区”で作られた当たり年の貴腐ワインです。 この地は、高級貴腐ワインを産するソーテルヌ地区とはガロンヌ河を隔てて５０ｍの所にあり、ソーテルヌに負けない優良貴腐ワインを作り続けています。 貴腐葡萄である「セミヨン種」の比率が９０％というのは、ソーテルヌの中でもトップクラス。　 しかも貴腐ワインにとって超当たり年の２００５年ヴィンテージ。 これはもう、甘口ワイン好きにはたまりませんよ！