『ダフタウン・１９７９・モルトトリビューン・２９年（エイコーン）』 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［スペイサイド・モルト］￥１８５０【税込】 熟したメロン、バナナ、アプリコット、マーマレード、たばこ、心地良い森林を散歩した時の香りなどが拡がります。　 最初の味わいはウッディでサラッとした辛口、徐々にフルーティーな甘味とコクが舌の上を漂流。 余韻はシナモンの後味と、アプリコットやミルクティーがしばらく続きます。 スペイサイドにおけるウイスキーの中心地の１つである町「ダフタウン」 その小さな町には、なんと７つもの蒸留所がひしめき合っています。 その町の名前を名乗る「ダフタウン蒸留所」ですが、モルトとしての知名度は今一つ。 実は生産量の９９％がブレンドウイスキー用に出荷される為、シングルモルトとして殆どお目にかかる事がないのがその理由ではないでしょうか。　 知名度はなくとも、イギリスで最も人気の高いブレンドウイスキー「ベル」にその存在意義を託しています。 日本の酒類輸入販売業者「エイコーン」のオリジナルボトリング。 この「ザ・モルト・トリビューン」は同社の長期熟成にこだわった人気のシリーズ。 ウイスキー専門誌を含め、各方面で最高評価を受けている“７８本限定”の逸品です。

『ボウモア・テンペスト・１０年・カスクストレングス』 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［アイラ・モルト］　￥１２５０【税込】 完熟オレンジ、バターキャラメル、クリームブリュレ、甘いピート等の香り。 口に含むと柑橘系の爽やかな甘さと、鼻の奥から拡がるスモーク香、舌に残る海水の塩辛さを味わえ、余韻は長くて甘く爽やか。 バランス良く、綺麗にまとまっています。 「ボウモアの嵐」と名付けられたボウモアの新商品（残念ながら１２０００本限定） ヨーロッパでは昨年販売され好評を博しながら、日本での正規販売は見送られてしまった、これまた残念な逸品です。 最近流行のピートを前面に押し出す「ヘビーピートタイプ」とは対照的に、海の影響を残しつつフルーティーさを強調させた、ボウモア本来の味わいの位 置付けを明確に表現した渾身の出来栄え。　 「ピーティー＆フルーティー」、ボウモアが久し振りにやってくれました。

『ブラドノック・１８年』　［ローランド・モルト］　　　　　　　　　￥９５０【税込】 グレ−プフルーツゼリー、レモンキャンディー、マンゴー、オレンンジピール、黄色い花の爽やかな甘さ等、デリケートで芳醇な香り。　 口に含むとコクのある甘さとしっかりとした力強い味わいが拡がり、香辛料の余韻を残しながらドライに変化、次第に唐辛子が口に残ります。 スコットランド最南端にある蒸留所「ブラドノック」　 ローランドの蒸留所が相次いで閉鎖された中、この蒸留所も１９９３年に閉鎖されてしまいました。 そこに現れたのが救世主「アームストロング氏」。　 当初は別荘として使っていましたが、２０００年に蒸留所の再開を決断。　 前オーナーと交わした「年間生産量１０万リットル以下」という条件付ですが、年に１〜２ヵ月間のみ生産をスタート。　 新しいブラドノックの時代が訪れようとしています。 今回入荷の１８年熟成品は、前オーナー所有時代に蒸留された原酒を本来の味を損なわないよう、カスクストレングスに近い度数でボトリング。 オフィシャル販売の中では最も長く熟成された貴重品です。　 このブラドノックの味とラベルとは、もうお別れです・・・。

『バルバドス・１９８６−２００６（サマローリ）』 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［バルバドス・ラム］　￥１３００【税込】 バナナアイス、瑞々しいパイナップル、靴磨きクリーム、マニキュア、黒糖など次々と様々な香りが出現。 舌の上ではマッタリととろけるようで、押し付けがましくない優しい甘さが心地良く拡がり、口の中にいつまでも留めて置きたくなります。 余韻も素晴しく、バナナとココナッツが長く続きます。 カリブ海に浮かぶ島々の中で、最も東に位置する「バルバドス」 西海岸には白い砂浜と穏やかなカリブ海が広がり、東海岸は大西洋からの貿易風により吹き荒らされ、荒波が押し寄せる断崖。　 町並みや文化は、植民地時代のイギリスの影響を色濃く残し、「リトルイングランド」と呼ばれています。　 そんなバルバドスで１９８６年に蒸留されたラムを、スコットランドに運び２０年間熟成。 イタリアにある、シングルモルトのカリスマボトラ−が手掛けた、モルト同様にハイクオリティなこだわりのラムです。

『ボデガス・カイシャ・ラウレアード・アモンティリャード』 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［辛口シェリー］　￥７５０【税込】 香りは濃厚でありながら上品、バニラやナッツ、上質な刺身醤油、もろみ味噌などの甘味を伴った強い熟成感が楽しめます。　 口当たりも濃厚で優しく、微かな酸味を包み込む深みのあるドライな味わい。　 余韻はかなり長く、すべての要素が完璧に連なり、とても満足できるシェリーです。 １０８３年操業（日本の平安時代）の「カイシャ」と呼ばれるこのボデガ（生産者）は、シェリー名産地の１つ「サンルーカル・デ・バラメーダ」最大手の協同組合（日本の農協みたいなもの？）。 要するに小規模シェリー農家から原酒を買い、それを熟成させ、販売する会社です。 伝統に最新設備を取り入れながら、厳選された葡萄を原料に、良質のシェリー造りの為の努力を続けています。 日本のシェリー第一人者「中瀬氏」曰く、 「間違い無く、現行のアモンティリャードの中でも群を抜くレベル」と評し、満点の５つ星を付けています。 確かにこれ程までに完成度が高く、満足出来るシェリーを、この価格ではなかなか飲めないでしょう。

『石狩徳光コーヒーラガー』　　［ビール］　　《緊急入荷》　　　　　　￥９５０【税込】 ビールのコクと苦味に、コーヒーの香りが絶妙に効いていて、ウマ〜ッ！ 甘味、苦味、香りのバランスが綺麗にとれた、フルボディのプレミアムアロマラガー。 「石狩番屋のビール」で有名な人気クラフトビールメーカー「日本地麦酒工房」と、 こだわりコーヒー店として札幌市内の人気レストランやカフェに豆を卸している「徳光珈琲」が コラボった、私のお気に入りビールが入荷しました。 ロースト麦芽を贅沢に使用した麦芽風味と甘さが特徴の「ボック（下面 発酵のストロングビール）」に、 インドネシア産「マンデリン（深くやわらかな苦味が特徴）」の深炒り珈琲をブレンド。　 美味しいものどうしが合わさると、１＋１が３にも４にもなるのです。