クレンファークラス・２００１・シェリーカスク（リンブルグ・ウイスキー・フェアー） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［スペイサイド・モルト］　￥１６５０ 心安らぐ芳醇な香りからは、完熟オレンジやアプリコットジャム、マイルドなチョコレート、マカダミアナッツ、木材の甘い香りを感じます。　 口の中ではボディが厚く、アルコール感で舌がピリピリ。　 コクのある甘さと、その後から来る苦味はまさにビターチョコレートを頬張った味わい。　 余韻も素晴らしく、オレンジピールやオークの樽材、そして果てしなく続くチョコレートには驚かされます。 グレンファークラスは自動車業界でいうところの「ベントレー」と言われています。　 要するに、あくまでも伝統的なスタイルの中で、文句なしに優れた最高品質の製品を作り出すメーカーだからだそうです。　 伝統的な味いを継承し続け、今流行りのフィニッシュものは作らないし、奇をてらうこともしない。　 そんな彼らが作り出すのは、骨太でたっぷりとした、フルーティーで芳醇なシェリー樽熟成の最高峰です。

アードベッグ・ダークコーヴ　［アイラ・モルト］　　　　　　　　　　　　　　　　￥１４５０ グリルされた厚切りハム、リッチなチョコレート、クリームレーズンなどの香りが、暖かいスモーク香と共に溢れ出てきます。　 口に入れた途端に飛び込んでくる燻煙。　 スモークアーモンドとビターチョコレートが舌にまとわり付き、ヘヴィーな味わい。　 余韻はチョコレートを口の中に残しながら、甘いスモーク香からスモークホタテへと変化しつつ長く長く続きます。 「アードベッグ・デー」という日があります。　 毎年５月の最終週に開催される「アイラ・ウイスキー・フェスティバル」の期間内に行うお祭りなのですが、この日に世界中でアードベッグを片手に乾杯をするのです。　 そして、毎年この日にアードベッグの限定品がリリースされます。　 その２０１６年ヴァージョンがこの「ダークコーヴ」。　 毎年話題をさらう逸品なだけに、飲まずにはおれませんよね。

ロイヤル・ブラックラ・１２年　［ハイランド・モルト］　　　　　　　　　　　　　　￥８００ 焼きたてバケット、パイナップル、黄色いりんご、グレープフルーツ、白胡椒、若葉などの香り。　 ソフトな口当たりで、ホットなスパイシーさが口に拡がりドライな味わい。 そして緑茶やフルーティーな甘さが少しずつ舌の奥から感じ、すっきりとした爽やかな余韻で綺麗に締めくくられます。 １８３３年にウイリアム王４世によって、蒸留所として初のロイヤルワラント（英国王室御用達）を与えられた歴史を持つ「ロイヤルブラックラ蒸留所」。　 そして、この蒸留所はもうひとつ大きな歴史の転換点に遭遇しています。　 なんと１８６０年に初めて作られたブレンデッドウイスキーの原酒に採用されていたのです。（１８５３年／初のブレンデッドモルト）　 この蒸留所がなければ、ウイスキーの歴史は変わっていたかもれませんね。

マローロ・バローロ・２０年　［熟成グラッパ］　　　　　　　　　　　　　　　　　￥１６００ グラスから溢れ出す芳醇でパワフルな香りからは、ヘーゼルナッツやバニラ、アンズのグミ、高級レザー、良い意味でのケミカルなものを感じます。　 滑らかな口当たりでボディが厚く、甘味を伴った複雑な味わいに驚きを隠せないほど。　 余韻はとてもビッグで、フローラルやヘーゼルナッツのアイスクリーム、レザーがしばらく続きます。 記憶に残るほどの美味しさと感動する香りにやられてください。 弊店の定番人気グラッパ「マローロ・バローロ」の最上級品が破格値で入荷しました。 イタリア産の名醸ワイン『バローロ』のソフトに搾った葡萄を新鮮なうちに蒸留し、アカシアの小樽で１５年間熟成。　 新鮮なヴィナッチャ（搾りかす）は芳醇な香りを生み、小樽はより進んだ熟成感を育みます。　 熟成グラッパのコクのある深い味香りを満喫できます。　 香りにはセラピー効果があるそうですが、このグラッパはまさしくセラピー感満載。　 飲むのを忘れるくらい、この香りにウットリしてしまいます。

クラウンローヤル・ノーザンハーベスト・ライ　［カナディアン・ライウイスキー］　￥９００ バニラ、湿布、アップルパイ、麦わら等の香り。　 口当たりはやさしいが、ピリッと舌を刺激しながら穏やかな穀物とバニラの甘さが口の中に広がります。 余韻では白あんやミント、ルートビアが穏やかに漂流。　 全体的にカナディアンウイスキーらしくライトな味わいで、穏やかな気分にしてくれる逸品です。 これほど話題を呼んだ「カナディアンウイスキー」は今まで無かったのではないでしょうか。　 なんと、ウイスキー専門書「ウイスキーバイブル・２０１６」で、昨年に発売されたウイスキーの中でこれが世界最高に選ばれました。　 ワールドワイドになってきたウイスキー業界で、今年はカナディアンウイスキーが世界的ブームになるかもしれませんね。

クリサワブラン・２０１４（ナカザワヴィンヤード）［岩見沢市栗沢町・白ワイン］　￥ １３００ 「余計な事はしない」 発売すると直に売り切れる、この大人気のワインを造る『中澤一行氏』はこう言います。 「人が手出しするのは最小限に止め、とてつもない自然の力に任せているんです」 岩見沢市栗沢の青々とした緑に被われた丘陵地帯。　 色とりどりの花や草が生い茂り、蝶が舞い蜂が飛び交う草原のその中に、葡萄の実をたわわにつけた垣根が幾列にも並んでいます。　 除草剤を使わず多くの生物と共生させながら、限りなく自然に近い環境で育てる事によって、葡萄が持つ葡萄本来の美味しさを引き出し、しかもその葡萄に付着している野生酵母で発酵。 　 まさに人間の力では成し得ない、自然の力が作り上げたワイン。 希少な為、なかなか飲めるチャンスはないのですが、私の大好きなワインです。 ２０１５年はブドウの生育期間を通して北海道らしい天候に恵まれ、収穫したぶどうは十分な糖度と適度な酸があるバランスの良い状態で、過去一番良いヴィンテージになったそうです。　 生産者曰く、ぶどうの良さがじわじわと出てきて、しかも熟成と共に厚みが出てバランスが良くなる今春が飲み頃だそうですよ。　 北海道が誇る、日本トップクラスの白ワインを是非ご体験ください。