アードベッグ・キルダルトン・１０年・シェリーカスク（モルトマン） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［アイラ・モルト］￥２９５０（税込） 圧倒的なピート香の中から溢れ出る濃厚なシェリー香。　 その他に薪の燃えかす、なめし革、干し柿のスモークを感じます。　 口に含むとスモークと共にビターチョコレートとレーズンが舌に絡みつき、次第にスモークベーコンと焼き鳥が出現。　 余韻ではスモークと海水の中にうずらの卵の燻製が漂います。 １０年熟成とは思えない程の仕上がりです。 「世界が熱望する究極のアイラモルト」と称され、マニアに愛され続けるアードベッグ。 今回はシェリーカスクに対する目利きに長けた、新しいボトラーによる「ザ・モルトマン」シリーズ。 優れたシェリーカスクを多数リリースしています。

グレンアラヒ・１５年　［スペイサイド・モルト］　　　　　　　　　　　　　￥１４５０（税込） 枝付きレーズン、バナナ、シナモン、落花生、ビターチョコレート、新品の木樽などの香り。　 ねっとりとした口当たりで、ボディが厚く、ドライフルーツのディープな甘さが口に拡がっていきます。 次第に樽由来の程よいタンニンが現れ、バランスよく甘さと交わり、口いっぱいに充満します。　 余韻ではクローブとチョコレート、ナッツの薄皮が楽しめます。 元々ブレンデッドウイスキーへの原酒供給をメインにしてきた「グレンアラヒー蒸溜所」。 しかし、シングルモルト界の伝説的プロデューサーがこの蒸溜所の可能性を見出し、２０１７年に大手メーカーから買収。　 待望のシングルモルトとしてのリリースが実現しました。　 ペドロヒメネスシェリーとオロロソシェリーの樽のみで熟成させています。 「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション」のシングルモルト１３〜２０年部門で最高賞受賞。

ティーリング・２００４・ポートカスク・１１年　［アイリッシュ・モルト］　￥１４００（税込） 甘栗、メープルシロップ、完熟メロン、黄色いリンゴなどのとても温かい香り。　 口に含むと、濃厚なカラメルプリンの甘味と、厚みのある旨味が口の中でどんどん膨らんでいきます。 舌の上にコショウを残しながら、キャラメルとスパイスの余韻が心地よく拡がる。　 心身ともに温めてくれる味わいです。　 クーリ蒸溜所設立やキルべガン蒸溜所再建を行った「ジョン・ティーリング氏」の息子達 が先ずはボトラー「ティーリング社」を起業。　 その後２０１４年に蒸溜所を設立。　 今回のボトルはクーリー蒸溜所の原酒を独自に熟成させたものです。 （現在クーリー、キルべガン両蒸溜所はサントリーに売却。　ジョン・ティーリング氏は独自に蒸溜所を建設） 「ベストアイリッシュ・シングルモルト賞」を受賞。　今、注目株のアイリッシュブランドです。

アードナムルッカン・シングルモルト・セカンドリリース・01.21:01 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［ハイランド・モルト］￥１０５０（税込） 塩キャラメル、リンゴグラッセ、搾りたてオレンジジュース、ナツメグ、微かにスモークの香り。　 口に含むと初めはおとなしいが、徐々にシナモンビスケットの甘さと香ばしさが増し、その後塩気が押し寄せてきます。　 コショウを舌の上に残し、蜂蜜とスモーク、そして桃の余韻が楽しめます。 ２０１４年に操業を開始した新しい蒸溜所「アードナムルッカン」。　 ハイランドの西部、マル島のすぐ北にアードナムルッカン半島にそれはあります。　 ６〜７年熟成のノンピートとピーテッド原酒を半分ずつブレンドし、バーボンカスクとシェリーカスクで熟成させています。　 もちろん、アンチルフィルターでナチュラルカラー仕上げ。

ミシェルユアール・２０年　［林檎ブランデー・カルヴァドス］　　　　　　　￥１５５０（税込） 最初は丸かじりした林檎の香りだが、空気に触れるにつれ焼き林檎の香りに変わる。　 その他に、マスカット、紅茶、アプリコットジャム、木樽も香ってきます。　 ベルベットのような滑らかな舌触り。　 林檎ジャムが口の中を練り歩き、ドライフルーツ入りのブランデーケーキを感じる。　 余韻では焼き林檎とスパイス、そして幸せがとても長く持続します。　 リンゴの栽培からボトリングまで自社で管理しているこだわりのドメーヌ（直農地生産者）。 産地呼称の規定に従わず、リンゴ１００％での生産を徹底するため格下の呼称しかもらえません。　 しかし、その品質の確かさはパリのタイユヴァンを始め、世界中の有名店で採用されていることからも伺えます。　 リンゴの美味しさを再認識させられる逸品です。

エル・フォゴネロ・アネホ　［熟成テキーラ］　　　　　　　　　　　　　　￥１０００（税込） チョコレート、グレープフルーツの皮、バニラ、スパイス、ハーブ、手入れされた芝生などドライな香り。　 滑らかな口当たりで最初は辛口だが、徐々にビターチョコの甘さが滲み出てきます。　 コクのあるバニラの甘さが舌の上に残り、樽香とペッパーの余韻へと続きます。　 ドライでありながらリッチでマイルドな味わいに感動。 家族経営で手作りの味を守る同社のモットーは「後悔しないパーティーの楽しみ」。 悪酔いの原因とされるメタノールを丁寧に取り除く事により、二日酔いしないテキーラを目指しています。　 今年の「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション」で最高金賞を受賞した、お墨付きの美味しさです。

未来ヅクリ２０２１（ヤッホーブルーイングＸ戸塚酒造）［ジン］　　　　　　　￥９５０（税込） ひのき風呂、柑橘、緑茶、生姜、カルダモンなど清涼感のある香りと、ビール由来の甘いモルト香。　 ピリリとする口当たりで辛口の液体が口に拡がると、ひのきの香りで口の中は充満。　 山椒の刺激が口の中に止まりながら清々しい余韻が続きます。　 ひのき風呂に浸かっている気分を味わえる、和風のジン。 当店でおなじみの「よなよなリアルエール」を作る「ヤッホーブルーイング社」が、コロナウイルス感染拡大によって行き場を失った余剰ビール(よなよなリアルエール含む)を「クラフトジン」に作り替えました。　 蒸留したのは長野県にある老舗「戸塚酒造」。　 ジン好きの方はもちろん、ビール好きの方にとっても気になる逸品ではないでしょうか。

シャトー・レイモン・ラフォン・２００７ 　　　　　　　　　　　　　　　　　［仏ソーテルヌ・貴腐デザートワイン］　￥１５５０（税込） レモンティー、かりんシロップ、アプリコットジャム、蜂蜜など、とろける程の甘美な香り。　 粘性を持った蜂蜜のような液体が持つ、その何者でもない妖艶な甘さは口の中を支配し、聖水を舐めているような幸せなひと時が訪れます。　 その後、蜂蜜がかかったパンケーキのようなグラマラスな余韻にうっとりしてしまいます。　 まさに飲む極上デザートです。 このシャトーでは、ソーテルヌの孤高「ディケム」の真隣の畑で栽培された卓越したクオリティーの葡萄を、「ディケム」の元醸造長が、「ディケム」と同様の葡萄の選別と醸造方法で造り上げています。　 今や知る人ぞ知る「ソーテルヌの無冠の帝王」として高評価を獲得。　 最近ではノーベル賞の受賞晩餐会のデザートワインとして度々選出されるなど、輝かしい実績を手に入れています。