ジョージ・ウルクハート・50年[G&M]
(スペイサイドモルト)¥4800【税込】
夢のようなモルトが現実の世界にやってきました。
老舗ボトラーズの『ゴードン&マクファイル社』の先代社長ジョージ・ウルクハート氏が他界する前に、形見と成るべく厳選した古酒を瓶詰めしました。
そしてこの世に金字塔を残すかのように自らの名前をラベルに記し商品名としました。
半世紀もの熟成に耐えうる樽はほとんど存在せず、ましてその歳月の間に原酒の9割は蒸発し、アルコール度数も60数度の物が40度前後に減ってしまいます。
それだけ希少なモルトが60本のみこの世に送りだされ、琴似にもやって来ました。
蒸留所名は契約上明かされませんが「誰でも知っているスペイサイドの蒸留所」とのこと、となればマッカラン、モートラック、ストラスアイラ、グレングランドあたり?
どの蒸留所にしろ、旨いモルトである事に変わりはありません。
熟したオレンジ等のフルーティーな甘い香りには、暖かみのある優雅さがあり、舌の上では驚くほど滑らかに流れます。そして柔らかい甘さと共に心地よいスパイシーさが現れ、余韻と共に夢の世界へ誘ってくれます。
以前発売された『山崎50年』は100万円、『マッカラン52年』は50数万円、それだけ高価で希少な50年熟成品、この価格で飲めるのも夢のようですね。
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クライヌリッシュ・14年[マーレーマクダヴィッド]
(ハイランドモルト)¥950【税込】
世界で一番売れているスコッチウイスキー『ジョニーウォーカー』のモルト原酒として有名ですが、シングルモルトとしても評価が高く、知る人ぞ知る通
好みの1本といわれています。
今回入荷した逸品はアイラの上昇株「ブルイックラディ」のオーナーでもあるボトラーズメーカー『マーレーマクダヴィッド社』の意欲作。
スモーキーながらもフルーティーな甘い香り、口の中では焦がした焼きリンゴの甘さからハチミツへと徐々に変わり、バターのオイリー感が現れてきます。
ここ最近飲んだ『クライヌリッシュ』の中では1等賞間違いなし。
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ボウモア・25年[オフィシャル] (アイラモルト) ¥1900【税込】
ボウモア・16年[オフィシャル] (アイラモルト) ¥1400【税込】
ボウモア・12年[オフィシャル] (アイラモルト) ¥850【税込】
ボウモア・8年[オフィシャル] (アイラモルト) ¥700【税込】
※上記4点テイスティングセット(各ハーフショット15ml) ¥2400【税込】
蒸留所が自信を持って世に送りだす、オフィシャルの『ボウモア』4点が揃いました。
どれもポテンシャルが高く、それぞれ個性が違うので飲み比べると新しい発見があります。
25年−サンフランシスコ国際酒類コンテストで2年連続金賞を受賞
ボウモアの自信作
16年−ヨーロッパで評判をよんだバーボン樽熟成の限定品
日本に遂に上陸!
12年−ボウモアの主軸的逸品 今やアイラモルトの定番に
8年−イタリア向けに発売されるが、何故か日本で大好評。
残念ながら終売に
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カロニー・1982・ヘヴィラム[トリニダード・トバコ]
(ダークラム)¥950【税込】
西インド諸島の最南端、カリブ海の最南東に位
置する『トリニダード・トバコ』
この国は、 マティーニの副材料『アンゴスチュラ・ビタース』の産地として有名ですが、ラムも高品質の物を作っています。
今回のラムを製造する『カロニー蒸留所』の前身はサトウキビ農園、それゆえ原料のサトウキビは上質の物をふんだんに使っているそうです。
香りはモカジャバやラムレーズン。
アルコール度数が62度あるためアタックは強く、口に含んだ途端に舌の上に電気が走ります。やがてそれに馴れた頃、焦がしたサトウキビの甘さが舌に現れ、徐々に心地よい苦味に変わります。そして南国気分の長い余韻が続き、しばらく常夏気分を楽しませてくれる事でしょう。
イタリアのボトラーズメーカー『ベリエ社』がボトリングしているだけあり、吟味された味わいとラベルのセンスの良さが光っています。
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ヴェルサント・ラ・ブランシェ(アブサン) 再入荷 ¥750【税込】
時は18世紀にさかのぼります。場所はスイス、フランス医師のP・オルディネールがジンと同じ製法でジュニパーベリーをニガヨモギに代え、医薬品として開発。のちにこれは『アブサン』と呼ばれ、ヨーロッパで大ブームとなりました。
アブサンに含まれる『ツヨン』という成分は大麻と同様の向精神作用を持つといわれ、当時の芸術家のピカソ、ロートレック、ランボー等は好んで常飲していたそうです。
ゴッホが自分の耳を切り落としたのもアブサンの飲み過ぎが発端といわれています。
後にアブサンの中毒症状が社会問題となり、製造・販売禁止。
それから70年後の1981年、WHOが『ツヨン』の使用基準値を10ppm
以内として製造を許可。
『ツヨン』分子の除去技術の向上と共に、ヨーロッパのいたるところで合法的に作り始めています。
今回入荷のアブサンは開発当時のレシピを再現。問題の『ツヨン』はWHOの基準値の3倍もの量
が含まれています。(これって非合法?)
ストレートで飲むと舌がヒリヒリとして危険な雰囲気ですが、ピカソ達が飲んだように水を少し加える事によって爽快感のあるかなり旨い飲物となり、スイスイいってしまいそうで、逆に危険かも・・・
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エミリオルスタウ・パロコルタド・ペニンシュラ(辛口シェリー)
¥750(60ml)【税込】
今や日本でも『エミリオ・ルスタウ社』のシェリーは知名度がかなり上がり、ディヴァーションでも数種類をスポットで入荷しましたが、どれもが品質が高く好評でした。
さて今回入荷した『ぺニンシュラ』は、熟成シェリーでナッティーな「アモンティリャード」と、コクが身上の「オロロソ」の両方の特徴を合せ持つ「パロコルタド」というシェリーのタイプです。
人気の割に生産量が少なく、一時期は羨望の的にもなっていたそうです。
香りはマッタリとした酸化香とローストしたナッツ、口に含むと程よい酸味と微かな甘味が口一杯に拡がます。そして何より余韻が長く、スパイシーの後にしばらくしてピスタチオが現れます。
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