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            NEW ARRIVAL 2008.02
 

 

     ■∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽■ CONTENTS ■∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽■

      ◇ 船乗りの履き古した靴下の香り?
        『ボウモア・10年・カスクストレングス(SMWS)』[アイラモルト]

      ◇ 99%がブレンド用
        『リンクウッド・13年(キングスバリー)』[スペイサイドモルト]

      ◇ 今は無き蒸留所の歴史的な置き土産
        『カースブリッジ・1963・43年(ダンカンテイラー)』[グレーン]

      ◇ 感動の味わい「モンテ・グラッパの皇帝」
        『カポヴィラ・グラッパ・ディ・バローロ』[グラッパ]

      ◇ 「大西洋の真珠」がもたらす至福のワイン
        『バーベイト・マデイラ・マルヴァジア・10年』[甘口マデイラ]


      ◆ その他の新入荷・最入荷
        『スプリングバンク・1997・カスクストレングス』[キャンベルタウン]
        『バルヴェニ−・ポートウッド・21年』[スペイサイドモルト]
        『クライヌリッシュ・14年』[ハイランドモルト]

     ■∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽■

        

∞☆∞ 


  『ボウモア・10年(SMWS)』[アイラモルト]       ¥1000【税込】

強烈なピート香、ほとばしる潮の香りとミント。 
口の中では刺々しく、濃厚な甘さと塩辛さが共存しながら暴れだし、強いスモーキーな余韻へと引きずっていきます。
ちなみに、「船乗りの履き古した靴下の香り」と輸入元はコメントしています。

これをボトリング販売している『スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ(SMWS)』とは、ウイスキー愛好家数人が「ウイスキーを愛し、仲間同士で分かち合い、認識を深め、味わい、そして楽しむ」を趣旨として、1983年に発足した会員制クラブ。 
現在では14カ国の支部に3万人以上の会員を持つまでになりました。

会員だけが手にする事のできるボトルはどれも、蒸留所のお墨付き。 
厳選された樽から、熟成されていたままの状態でボトリングされています。 
だからこそ、世界中の口の肥えた愛好家達も楽しむことができるのです。 
この類いまれな味わいをお楽しみあれ。



  『リンクウッド・13年(キングスバリー)』 [スペイサイドモルト]¥850【税込】

干し柿やアプリコットジャム、柔らかなシェリー香、そして徐々にスモーキーさが漂いはじめます。
スムースな口当たり、しっかりとしたボディ、まろやかな甘さを堪能した後、心地よいほろ苦さが味わえ、楽しい気分をもたらします。

99%がブレンド用にまわされる「リンクウッド」は、ブレンダーの間では昔から「入手できる最上のモルトのひとつ」として高い評価を得ていますが、一般 的な知名度は今ひとつ。
知る人ぞ知るモルトとして人気が高まりつつあります。

蒸留所毎にこだわりはあるものですが、ここの以前のマネージャーは「味を変える恐れのある環境の変化」を嫌い、蒸留所内の清掃にも気を使って、クモの巣さえ払うのを禁止していたそうです。 
その為か、昔から変わらぬ味わいを提供してくれています。



  『カースブリッジ・1963・43年(ダンカンテイラー)』
                      [グレーンウイスキー] ¥1450【税込】


始めは大人しいのですが次第に香りが開き、オレンジ、クリームチョコレート、ウッディと表情を変えて行きます。 
味わいはライトボディ、シルクのような液体は舌の上に優しい甘さをもたらしたかと思うと、バニラがすぐに現れ口の中を満たし、満足感のある余韻へと続きます。

驚愕の43年間の超長期熟成!! 今は無き蒸留所の歴史的な置き土産が入荷しました。
1963年といえば東京オリンピックの前年、ケネディ大統領暗殺事件の年です。
もちろん(?)私は生まれていませんが・・・、なにか?

この蒸留所は波乱万丈の人生を歩んでいます。 
1799年、ローランド地方にモルトウイスキーの蒸留所として設立されたのですが、1852年にグレーンウイスキー蒸留所に変更、その後増設を重ねて巨大な蒸留所に変身。 
しかし、1983年に不況のあおりを受け閉鎖され、再開の期待も空しく1992年に解体され、その人生を閉じました。



  『カポヴィラ・グラッパ・ディ・バローロ』 [グラッパ]    ¥1400【税込】

温かく立ち上る香りはとても柔らかく、わた菓子、バナナ、マンゴーの香りで鼻を包み込み、次第に熟成感のある香りがあらわれます。 
口の中でデリケートな舌触りと上品な甘さに魅了され、まるで魅惑の花々の蜜にとり憑かれたミツバチになったかのよう。 
余韻もとても繊細で、おしとやかな女性に花園へと導かれて行くかのようです。

「モンテ・グラッパの皇帝」と呼ばれる「カポヴィラ氏」はイタリアにおける蒸留テクニックを全て兼ね備えた人物とされ、イタリアのベスト蒸留家として数々の金メダルを獲得している業界屈指の重鎮。 
彼がつくる高価なオードヴィ−は日本でも流通していますが、グラッパは私自身始めて目にしました。

果物を愛して止まないという彼のこだわりには並々ならぬ物があり、そのひとつが「湯煎式蒸留」 
この方法は非常にデリケートな蒸留酒を抽出できる優れた方法なのですが、通 常の60倍もの時間を要し、コストが倍増するわりに生産量は極僅か。 
カポヴィラ氏の思いと労力がこもった希少なグラッパ、感動の味わいです。



  『バーベイト・マデイラ・マルヴァジア・10年』 [甘口マデイラ] ¥950【税込】

甘いナッツやチョコレートの香り。 
口の中では柔らかい甘味と、それを引き立てる程よい酸味が絶妙のバランスで拡がり、オレンジジュースやレーズンの味わいがします。
そして、心地よい余韻が穏やかな時間をもたらしてくれる事でしょう。

マデイラソースを使った料理がレストランのメニューにならんでいる為、食べる機会も多いのではないでしょうか。 
日本で料理酒として認知度が上がってきたこのマデイラは、世界の多くの国々では食前・食後酒として親しまれ、特にアメリカでは「乾杯のワイン」として歴史上の様々なシーンに登場しています。

「大西洋の真珠」といわれる美しい島・マデイラ島。 モロッコ沖の海上にある、ヨーロッパで人気のリゾート地でこのマデイラ酒は作られています。
リゾートホテルのプールサイドのパラソルの下でのんびりと1杯。 
ディナーの後、大西洋をバックに降り注ぐ星空の下で静かに1杯。 
そんな楽しみ方が似合うワインです。

 

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