『ブローラ・１９８２・コニッサーズチョイス・２６年（Ｇ＆Ｍ）』 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［ハイランドモルト］￥１９５０【税込】 ピーティな香りの中に、オレンジとアプリコットのミックスジュースにシナモンをかけた香りがします。 口の中に入れた途端、ピリッとした刺激を感じますが決して荒々しくなく、クリーミーでスモーキー、飲む程に塩辛さを感じます。　 繊細さと複雑さを合わせ持った最高のモルトです。 閉鎖蒸留所の中でも特に人気のある「ブローラ蒸留所」 １９６９年からわずか１４年間しか操業していなかったので、残された原酒もあとわずか、最近はリリースされる機会もめっきり減り、幻のモルトになりつつあります。 蒸留所名の「ブローラ」とはヴァイキングが名付けた当地の地名。 ８〜１１世紀にヨーロッパを震撼させた海賊がこの地にも攻め入り侵略、猛威をふるっていた名残りが今も残されているのですね。

『山崎・梅酒樽後熟』　［ジャパニーズモルト］　　　　　　　　　￥１２００【税込】 先ずは穀物の香りから始まり、徐々に甘いフルーティーな香りが拡がり、その後に梅酒が登場、終いには梅酒の酸味までが香ってきます。 口当たりはとても優しく、梅酒の味わいを含んだ穏やかな甘さが、舌の上をスキップ。 余韻は甘酸っぱい香りが風船のように膨らみ、ふわふわしています。 覚えていますか？　５年前にサントリーで発売し当店にも入荷した「焙煎樽貯蔵・梅酒」 コクがあり、複雑で深い味わい、ワンランク上の梅酒でした。 実はその梅酒を熟成させた後の空き樽を使い、熟成させたのがこのモルトです。 梅酒を発売当時からこのモルトの発売計画があったので、待ち望んでいた方は多いのではないでしょうか。 １２年以上熟成の山崎モルト原酒を複数ヴァッティング、加水後に梅酒樽に２年間後熟。 世界初で唯一の「梅酒樽熟成」、飲み逃すと後悔しますよ。

『ボウモア・２０００・カスクストレングス・７年（ＳＭＷＳ）』 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［アイラモルト］￥９００【税込】 綿菓子、ピート、レモンを絞った鯖の塩焼きの香り。　 口に含むと、針で刺すような刺激が舌先にありますが、しっかりと甘くスパイシー、後からソルティーさが押し寄せます。 余韻は長く、口の中にコショウの刺激とスモークの香りを残していきます。 「愛せよ、さもなくば憎めよ」 これはラフロイグの宣伝コピーの１つだそうですが、このモルトを上手に表現した一節です。　 嫌いな人はこのモルトに顔をそむけますが、好きな人は思わず喉がなってしまう程、好き嫌いがはっきりする味わいです。

『ルーチェ・１９９９』　［グラッパ］　　　　　　　　　　　　　￥１９５０【税込】 チョコレート、アプリコット、なめし革、ウッディな香りが最高の味わいへの期待感を膨らまします。 口の中ではサラッとした味わいに、コク、甘味が加わり、花の蜜をなめているかのよう。　 余韻はとてもソフトでデリケート、乳母のような優しさです。 決して期待は裏切られず、最高に至福な時を過ごせます。 「光」という意味を持つこのグラッパは、フィレンツェの名門ワイナリー「フレスコバルディ」と、近代カリフォルニアワインの父「ロバートモンダヴィ」の二人がコラボで造るスーパートスカーナ・ワインの搾りかすで造られています。 しかも、最良の年にしか造らないという最上級の「ヴィンテージ品」。　 スタンダードのルーチェ・グラッパより数段上行く旨さです。

『ヴィアローマ・チョコレート・ホットチリ』　［リキュール］　　　￥７５０【税込】 上品なココア、ほのかに唐辛子の青っぽい香りがして、こころなしか鼻の奥がヒリヒリしてきます。　 トロ〜リとした液体が口に流れ込むと、優しいチョコレートの甘さが一瞬にして拡がり、タイミングをずらしてジンワリ現れるピリピリとした刺激が心地よく感じます。　 ホットとスイートが見事に調和した、不思議な魅力の持ち主です。 ベルギーやフランスに負けず劣らず、チョコレートが美味しい国「イタリア」 そのチョコレート王国からとんでもないリキュールがやってきました。 甘いものと辛いもの、この一見相反する両極端の味わいが、口の中では仲良く調和しちゃってるのです。　 トムとジェリーが実は仲が良いように唐辛子とチョコレートも相性が良いのですね。　 驚きの旨さ、オススメです。

『ポールジロー・グレープジュース』 　 　　　　　　　　　　　［ブランデー用未発酵葡萄ジュース１００％］　￥６５０【税込】 お待たせ致しました！　毎年恒例の激ウマ葡萄ジュースが入荷しました。 因に、これにはアルコールは入ってはいません！　あくまでもジュースです。 しかし、ブランデー好きに限らず旨い物好きの方は一度は飲んでみたいと思う逸品です。 無農薬、カラメル等の添加物ゼロ、手摘みによる収穫等々の作りや品質にこだわる「ポールジロー社」のブランデー。　 その原料である葡萄を摘み取り、発酵しないうちに速やかに搾り瓶詰めした、自然そのもののジュースです。 まさにフレッシュな葡萄の香り、蜂蜜のような濃厚な甘さ、安らぎを与える微かな酸味。この濃厚なジュースがブランデーに変身するのです。 本来なら葡萄の収穫時期のブランデー蒸留所でしか味わえない味を、１万キロ離れた日本で味わえるなんて、なんて私たちは幸せなんでしょう。 そのままでも勿論、ポールジローのブランデーと合わせると最高の恍惚感を味わえます。