マッカラン・１９９７・シングルカスク（Ｇ＆Ｍ）［スペイサイド・モルト］　　　　￥２２５０ 完熟バナナ、ラ・フランス、マンゴー、アーモンド、マシュマロ、なつめやし、栗きんとん、オロロソシェリーなど、ほっとする程のエステリーな香りと共に様々な香りが噴出。 口に含むとソフトでヘヴィー、舌の上ではあんぽ柿やレーズンチョコのディープな甘さにまったり。　 深煎りコーヒーやオーク材の渋みも感じられ、それが味わいに厚みをもたらしています。　 その後、オロロソシェリーを飲んでいるかのような余韻が続き、しばらくするとタバコやコーヒーが現れ締めくくられます。 マッカランと深い繋がりのある『ゴードンマクファイル社（Ｇ＆Ｍ）』だからこそ成し得た コストパフォーマンスの良さ。　　 昨今のモルトウイスキーの価格高騰の煽りをまともに受けているマッカランなだけに、ありがたい気持ちになります。　 マッカランの昔ながらのシェリー香が満載。　 最近では希少になったその王道の味わいが楽しめます。

アズ・ウイ・ゲット・イット・アイラシングルカスク・８年（イアンマクロード） 　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　［アイラ・モルト］　￥１３５０ わくわくする程のスモーク香の中から、焚き火、燻製にしん、レモンピール、病院の包帯、バニラなどが香ってきます。　 アルコール５８％を感じさせない柔らかい口当たり。　 ボディが厚く、口からスモークを噴射しながら、しっかりとした甘さが楽しめます。　 余韻ではスモークしたホッケの味醂干しとスパイスに心奪われ、しばらく経ってもスモーキーな記憶が蘇り印象的な味わいです。 ４大ボトラーズの1つ「イアンマクロード社」の人気シリーズからの逸品です。 タイトル名の「AS WE GET IT」とは「樽からそのまま」という意味。　 要するに「樽出し原酒」、樽の中の状態をそのままボトリングしたということになります。　 蒸留所名は明らかにされていませんが、私の大好きなあの蒸留所で間違いなさそうです。　 アイラ好きの期待を裏切らない衝撃的な旨さに、殺られてください。

グレンファークラス・アイコニック・２０１０・シングルカスク（オクタブ） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［スペイサイド・モルト］ ￥１０００ 香りはフローラル＆フルーティー。　 完熟りんご、白ぶどう、レーズン、麦芽、白こしょう、ピート、微かにスモークも立ち上がってきます。 口に含むとアルコールのキックが激しいがその刺激が落ち着いてくると、花の蜜の瑞々しい甘さとドライフルーツの華やかな甘さが存在を主張。　 次第にビターチョコレートが現れ、口の中に胡椒を残します。　 余韻もフローラル＆フルーティーで、最後はスモーキーと僅かながらパフューミー。　 活気盛んな若者を連想させます。 ダンカンテイラーの「オクタブ・シリーズ」からの逸品。　 シェリー樽の空き樽を組み替えた容量５０リットル程の小さな樽（オクタブ）で追加の熟成を行っています。 ２種の異なる樽で熟成したことで、より奥深い味わいに。　 そして小さい樽で熟成させることにより、４年熟成とは思えない程の熟成感を持った味わいに仕上がっています。

ジャックダニエル・ゴールド［テネシーウイスキー］　　　　　　　　　　　　　　　￥１１５０ アップルシナモン、マラスキーノチェリー、メープルシロップなどの甘〜い香り。 とても滑らかでビロードのような口当たり。　 上品でありながらしっかりとした甘さがあり、口の中でアイスクリームが溶けていくかの様にじわりじわりとバランスの良い味わいが拡がっていきます。　 繊細でメローな余韻がしばらく続き、最後の最後までリッチな気分を味わえます。　 ゴールドという名にふさわしい、キング・オブ・ジャックではないでしょうか。 良好に熟成した原酒を厳選し、通常は１回しか行わない「チャコールメローイング（サトウカエデ＝メープルの木炭で濾過→ソフトで軽やかな甘さになる）」を２回行い、「メープルウッドの樽」で追加熟成。 この特別な製法を知れば美味しさは一目瞭然。　 期待を裏切らない美味しさなのは勿論、世界的評価が高いのも当然です。

ポールジロー・オードヴィー・２０１５［未熟成ブランデー］　　　　　　　　　　　　￥９００ とても繊細な白い花の香り、それにプラスして和梨、白餡、マスカットの香りがグラスから溢れるかのごとく香ってきます。　 口に含むとアルコールの刺激は強いものの、華やいだフルーティーな甘さが口の中に拡がるにつれ、爽やかな世界に誘われます。　 余韻ではフレーティーなものにハーバルでスパイシーな爽やかさも加わってフレッシュ感満載。 ちょっと加水すると味わいが生き生きとしてきます。　 また、下項目のグレープジュースを加えるとより一層素晴らしいマリアージュが楽しめます。 日光と雨に恵まれた２０１５年は、ワイン作りの段階ですでに素晴らしい出来が見込まれていました。 そして翌年のうるう日に蒸留された時点で、このビンテージが優れたものになると確信したそうです。 通常であれば１０年以上の熟成を得ないとリリースされないのですが、今回は熟成の前段階で僅かながらボトリング。　 その１０数年先の美味しさを今味わってしまいましょう。　 コニャック界のレジェンド「ポールジロー」の原点に出会えます。

ポールジロー・グレープジュース・２０１６ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［ブランデー原料用ぶどう１００％ジュース］　￥７００ 毎年恒例の激ウマな「ブランデー原料用ブドウジュース」が入荷しました。 鼻をくすぐるフレッシュな葡萄の香り、今にもとろけそうな蜂蜜に似た濃厚な甘さ、そして安らぎを与えてくれる心地よい酸味。　 この究極のバランスは、他社のグレープジュースでは味わえないですよ。　 地球からの贈り物は、今年も旨さ健在です。 無農薬、カラメル等の添加物ゼロ、手摘みによる収穫等々の作りや品質にこだわる「ポールジロー社」のブランデー。　 その原料である葡萄を摘み取り、発酵しないうちに速やかに搾り瓶詰めした、自然その物のジュースです。 本来なら葡萄の収穫時期にブランデーの蒸留所でしか味わえない、ブランデーになる前の葡萄ジュースの美味しさを１万キロ離れた日本で味わう。　 なんて私達は幸せなんでしょう。　 そのままでも勿論楽しめますが、ポールジローのブランデーと合わせると最高の恍惚感を体験出来ます。