札幌・樫樽原酒１５年・シングルカスク　［日本国内熟成モルト］　￥９００【税込】 「ＳＡＰＰＯＲＯ」　ラベルに書かれた大きな文字に、札幌人として心が動かされます。 これは紛れもなく「モルトウイスキー」、しかも「シングルカスク」の限定品なのです。 マンゴや桃、クリームブリュレの香りが天使のように飛び回ります。 口に含むとまったりとした甘さが拡がりますが、次第に岩塩をかじったような塩辛さが口に残り、クリーミーな余韻へと続きます。 １９９０年にスコットランドで蒸留された原酒を札幌に持ち込み、シェリー樽に詰め替えて「札幌酒精」の熟成庫にて１５年熟成させました。 札幌・発寒の空気を思う存分に吸収した、札幌育ちの貴重なモルト原酒です。 風味を損なわない為に冷却濾過は行わず、度数調節のための加水も一切行わず、樽の中と同じ状態で瓶詰めしています。　まさに、発寒の熟成庫にこっそり侵入し、樽の中に顔を突っ込んで味わうのと同じ味が楽しめるわけです。 何処にも真似できない、札幌だけの熟成の味を確認してみてはいかがでしょう？

アードベッグ・アリーナムビースト　［アイラモルト］　　　　　￥１２５０【税込】 「野獣の潜む場所」という意味を持つアードベックが世に放たれました。 グラスの中から隙を見て、野獣が襲い掛かって来そうな勢いなのです。 潮の香りとバニラの甘い香りが溶け合い、鼻をくすぐります。 口に含むとクリーミーで優しい甘さと共に、心地良いスモーキーさに満たされ、カカオ８０％のチョコレートの味わいもします。余韻も長く、ブラックコーヒーの苦味が楽しめるでしょう。 １９９０年の原酒だけを使用し、ノンチルフィルター、バーボン樽にて熟成させています。　 「野獣に挑戦せんとする輩は名乗りでよ。」

カリラ　８年・ノンピート　［アイラモルト］　　　　　　　　　　￥９５０【税込】 時代の流れに逆らうかのような、カリラの新しい挑戦です。 カリラといえば、「スモーキーでピートの効いた辛口」というイメージですが、これはピートを一切焚いていません。 最近の流行りなのか、いくつかの蒸留所がスモーキーなセカンドブランドを商品化していますが、それに逆らいカリラは飲み手をもてあそぶかのようないたずらをしちゃいました。 麦の収穫時を想わせる生の穀物や草の香り、徐々に洋梨やバナナの香りが開いてきます。 口に含み甘さが拡がった途端、ハーブが口一杯に溢れだし、そして膨らみのある余韻はとてもスッキリ。 熟成８年という若さが、単調になりがちなノンピートに個性を与えています。 さすがカリラと言えるでしょう。

ロマーノ・レヴィ　［グラッパ］　　　　　　　　　　　　　　　￥１９５０【税込】 「俺にはこれしか出来ねぇから」 時代の流れに逆らうように、頑なに伝統の製法を守リ続ける、仙人のような男がいます。 イタリアの何処にでもあるような片田舎。 表札も目印もない、古びれた自宅兼蒸留小屋でその『天使のようなグラッパ職人』ロマーノ・レヴィは６０年以上もの間、グラッパを黙々と作り続けています。 錬金術師の部屋を思い浮かべる程の古めかしく神秘的な部屋。 近代的とは程遠い蒸留設備。 そして手間はかかるが最上のグラッパが作れると言われつつ近代化の波に押され、今となってはここだけに残る直火式蒸留釜。 その他すべてが先代から引き継がれたまま、時間が止まったかのようです。 そして圧巻は、すべてのボトルのラベルには自ら筆を取り、その時の気持ちや想いをイラストを交えて詩を書き込みます。そのため、一枚として同じものがありません。 急がず怠らず、彼は自分の出来る範囲で全て手作業により作り上げています。 商売気など持ち合わせていない彼は販売ルートもなく、数年前までは蒸留所に訪れた者だけに手渡しで販売されていたそうです。　 その入手が困難な事と生産量の少なさから『幻のグラッパ』とも呼ばれています。 近代化により得られるものは沢山あります。 しかし同時に失われるものもそれ以上にあるのではないでしょうか？　 その失われた味わい、今となっては彼にしか作れない人間味のある暖かい味わいを求めて、今日も世界中から沢山の人がレヴィの元を訪れています。 今回入荷は「栗の木樽」熟成。　ちなみに前回は「アカシア木樽」でした。 その違いをお楽しみ下さい。 　　　　　　※手描きラベル・拡大写真

ロタン・シャンベリー・ホワイト　［ドライベルモット］ 　　ロタン・シャンベリー・レッド　［スウィートベルモット］　　　各 ￥６５０【税込】 「シャンベリー・ベルモット」とは、フランス・アルプスのサヴォア地方にあるシャンベリーという都市で生産されるベルモットの総称で、今現在日本ではあまり流通 していません。 通常のベルモットとの違いは香りにあり、アルプスのシャンベリーに生息するハーブを浸漬することで、その独特な香味成分が発揮されるのです。 この「ロタン」は、今は無き「シャンベリー・コモス」を復活させたもので、１８９０年に開発されたレシピを再現しています。 サヴォアで特別に生産された白ワインに３５種ものハーブやスパイスを配合して、４〜６ヵ月もの長期間において浸漬。添加物、保存剤なども一切使用していません。 「ホワイト」−爽やかなハーブやスパイシーの香りがスワリングさせる程際立つ。 　　　　　　　程よい酸味が生かされ満足感あり。 「レッド」　−ハーブやスパイスの香りと共に甘いあんこの香り。 　　　　　　　優しい甘さを口に残しつつ、余韻の微かな苦味が心地よい。 そのまま飲んでも勿論美味しいのですが、マティーニやマンハッタンに使用すると、それらのカクテルが生まれ変わります。