ラフロイグ・１９９０・２１年（ダグラスレイン）　［アイラ・モルト］　　￥１８５０ 立ち上がる香りは塩サバの燻製、湿気を吸った壷の中の塩、そして焙煎した麦芽の香ばしい甘さ。 口に含むと軽やかな甘さの中に脂が乗ったスモークサーモンを感じます。 余韻がまた素晴らしく、スモーキーとヨードの後に微かにパフュームとバニラが出現。 最後の最後まで楽しませてくれる秀逸な味わいのモルトです。 独立瓶詰業者「ダグラスレイン」を代表する「オールド・モルト・カスク」シリーズ。 モルトの個性を存分に引き出した、通を唸らせる通好みのボトルです。 限定１２２本、これは奇跡的な出会いなのかも。

グレンリベット・１９９３・１９年（キングスバリー） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［スペイサイド・モルト］　　　￥１２５０ 蜂蜜、桃、マカロン、すりおろし林檎、黄色い花などの甘い香りが鼻をくすぐり、次第にスパイシーな香りが顔を出します。 ミディアムボディながらしっかりとした味わい。 ドライフルーツのまろやかな甘さが滑らかに舌の上を流れ、オイリーな後口。シェリーとナツメグなどのスパイシーな余韻が後を引きます。 独立瓶詰業者「キングスバリー」がヴィンテージにこだわりリリースする「リミテッド・エディション」、通 称「シルバーラベル」。　 これまたニクイ、１６３本限定！ 　少なすぎでしょ！

カヴァラン・バーボンオーク　［台湾・モルト］　　　　　　　　　　　　　￥１２００ 　 ココナッツ、みたらし団子、ソーダー味のアイスキャンディー、ホームセンターの材木売り場などの香り。　 口に含むと一気に花開き、さらにイメージアップ。　 優しい口当たりとシルキーな舌触り、瑞々しいフルーツの味わいが楽しめます。 バニラアイスとホットスパイスの余韻で気分が高揚してきます。 前回大好評だった「シェリーオーク」に続き、今回は「バーボンオーク」が入荷しました。 最近のウイスキー業界で話題を呼び、様々な受賞歴を持つ「台湾モルトウイスキー」の意外なまでの美味しさに驚かれた方も多かったのではないでしょうか。　 さあ今回も台湾の奥深さをご体験あれ。

グレンドロナック・カスクストレングス・バッチ１　［ハイランド・モルト］　￥９５０ エスプレッソコーヒー、麦チョコ、固めのレーズン、ジンジャーブレッド、オランジェ等の大人の香り。アルコールの刺激とスパイシーな味わいで口の中はホット。 チョコレートやマーマレードの甘さが口の中に拡がります。 チョコレートコーティングしたレーズンの長い余韻を楽しみながらまったりと飲める逸品です。 オロロソとペドロヒメネスの２つのシェリー樽で熟成させた、こだわりある味わい。

コンデ・デ・オズボーン・ダリ　［シェリーブランデー］　　　　　　　　　￥１５００ 優しく立ち上がる芳醇な香りと、上質シェリーを思わせるエレガントな香り、ドライいちじく、天然レーズン、ヌガーなどの力強い香りが三位 一体となり鼻腔を撫で付けます。 口に中ではとろける程に繊細で上品なベルベットの口当たり。 ペドロヒメネスの甘い香りを感じさせながらも決して甘すぎず、最高の甘味バランス。 ヘーゼルナッツの余韻が暫く続き鼻を楽しませてくれます。 不覚にも「素晴らしい！」と唸ってしまった逸品です。 スペインへ行ったら必ず目にする「黒い雄牛」の巨大看板。 あれこそがシェリーメーカー「オズボーン」の広告看板なのです。 そんな国民的メーカーが作る最上級ブランデーがこれ。 ペドロヒメネス熟成の樽に１０年間ソレラシステムでたっぷりと熟成させています。 特筆すべきは、あの「サルバドール・ダリ」がデザインしたボトル。 貴婦人をモチーフにダリらしい異彩を放っています。

ビエール・ブラン　［マリーガラント・ホワイトラム］　　　　　　　　　　　￥７００ アグリコールラムならではのサトウキビの甘い香りと共に、きな粉餅や黒砂糖のふくらみのある甘い香りにホッとします。 ボディが厚くしっかりとした味わい。 サトウキビのまろやかで繊細な甘さが口一杯に拡がり、とろろ昆布がちょこっと出現。 後味に塩気が微かに残り、すっきり綺麗にまとまります。 癖（異質）のある味というのは最初は受け入れがたいものです。 始めは「オヤッ！」と思い、中盤でその味に馴染み、最後にはハマってしまい正しく癖（習慣）になる、そんなラム酒がこれではないでしょうか。　 通常のホワイトラムとはかけ離れた味わいに敬遠せれる方も多いですが、私はハマってしまった１人です。 さて貴方はどちらですか？

ボデガス・ヒメネス・スピノラ・ペドロヒメネス　［極甘口シェリー］　　　￥１３５０ 幸せを呼ぶ甘い香りからは、干し柿、微かな酸味のある上質レーズン、黒蜜を感じます。 トロ〜リと舌に絡み付く液体はシルクのように滑らかで、決して甘過ぎず、微かに感じる酸味とのバランスは最高！　 余韻もシルクのように滑らかでうっとり、上質のアロマが手の届かないところまで拡がります。　 今夜の最上級のデザートになる事でしょう。 スペインが作る大人気のデザートワイン「ペドロヒメネス」。　 しかし情熱家のスピノラが作る物は、そんじょそこらのペドロヒメネスとは大きく異なります。 品質を最優先して１００％手済み、１００％天日干し。厳選したレーズン状のブドウからは通 常の1/5 程のジュースしか得られません。 しかも補酸、酒精強化、冷却安定は行わず、葡萄本来の旨さを引き出しています。 コストや手間を度外視するため生産量は年間わずか８０００本程。 世界中で僅かの者しか味わえない極上のペドロヒメネスは、記憶に残る美味しさです。