マデイラ・テランテス・オールドリザーヴ(甘味果
実酒)
このマデイラ酒はジャスティノ社の倉庫で発見されたもので、生産年を特定する事は出来ないながら19世紀後半の物である事は間違いないそうです。
樽に入った状態で発見され、完璧なコンディションである事を確認しオールドヴィンテージ規格として瓶詰め、輸出されました。
ぶどうの品種は今では大変希少な『テランテス種』。
「食べるでけでなく、ワインを造る為に神様が人間に与えてくれたブドウ」と昔から呼ばれていたそうです。しかし、フィロキセラ菌による被害で生産料は激減してしまい、今では殆どお目にかかれません。
これはもう飲んでみるしかないでしょう。
100年以上の歴史を味わい感じて下さい。 超オススメです。
オールドマン・ウィンター(バーボン)
定番化
レコードに「ジャケ買い」があるように、お酒にも「ラベル買い」があっても良いのではないでしょうか。これはそう感じさせる逸品です。
ラベルは古びた写真で、長い白髭のカントリー爺さんが、苦労を感じさせるくたびれたテンガロンハットをかぶり、今にも壊れそうな粗末な塀の向こうから、威嚇するような、或いは独り寂し気にこちらを羨むような、または哀れむような眼差しで私を見ています。
そんな「ウィンター爺さん」を前に、彼のバックグランドを思いめぐらしながら、この大人のバーボンをクイッとやる。
これはそんな落ち着いた雰囲気で飲んでみたいバーボンです。
ロジェ・グルー・エイジードール・30年(カルヴァドス=りんごブランデー)
定番化
お待たせ致しました。久々のカルヴァドスの新入荷です。
以前入荷した『ロジェ・グルー・ヴェネラブル・20年』も大変好評でしたが、今回はよりグレードアップして30年熟成品になります。
人間でも10年歳を重ねると、外見・内面共に変容し成長するものですが、お酒でのその成長ぶりは顕著に現れます。
グラスを廻せば廻す程、りんごの花のような香りが強くなり、とてもフルーティーで超々スムースな喉ごしです。そしてとっても長いアフターフレーバーにきっと感激するでしょう。
自分自信の10年前を思い出し10年後を想像しながら、時を積み重ねる事の大切さ感じ取って下さい。
コンパスボックス・エルーセラ(バッディッド・モルトウイスキー)
「単なるスモーキーなウイスキーではつまらない。リッチな甘味も欲しい。だったら自分で造ってしまえ!」これはそんなコンセプトからスコッチ業界の鬼才『ジョン・グレイサー』が造ったウイスキーです。
スモーキーな部分を『カリラ』で、甘味を加えるモルトとして『クライヌリッシュ』の2種類だけをバッティング。
絶妙なバランスで舌と鼻をもてあそんでくれます。
商品名の『エルーセラ』とは、ギリシャ語で『(精神的な)自由』という意味だそうです。この名前には、以前ジョニーウォーカーの系列会社で働いていた彼が、自分の理想のウイスキーを誰にも邪魔されず自由に造りたかった、そんな意味と思い入れがあるのではないでしょうか。ラベルにもそんな意気込みが感じられます。
因に彼はこの『コンパスボックス』シリーズの業績をかわれて「ウイスキーアワード2002年」の最優秀革新者賞を受賞しています。
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