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　　　　　　　　　　　　NEW　ARRIVAL　2015.10

　　　　　■∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽■ CONTENTS ■∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽■

　　　　　　◇ クリーミーなピーチネクター
　　　　　　　　『グレンフィディック・オリジナル』［スペイサイド・モルト］

　　　　　　◇ バナナと塩漬わかめ
　　　　　　　　『カリラ・２００６・エクスクルーシブ（Ｇ＆Ｍ）』［アイラ・モルト］

　　　　　　◇ カップに入ったバニラアイスと木べら　　　
　　　　　　　　『マルス・繋』［ジャパニーズ・ブレンデッドウイスキー］　

　　　　　　◇ ラムレーズンと完熟マンゴー　
　　　　　　　　『サンテティエンヌ・エクストラヴュー・シェリーフィニッシュ・２００２』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［マルティニーク・ラム］

　　　　　　◇ ミルクキャラメルとシナモンアップルパイ
　　　　　　　　『ブラントン・ゴールド（シングルバレル）』［バーボン］　

　　　　　　◇
　　　　　　　　『セイクレッド・ベルモット・エクストラドライ』［果実酒］

　　　　　　◆ その他の新入荷
　　　　　　　　『グレンロセス・１９９７・１７年（シグナトリー）』［スペイサイド・モルト］
　　　　　　　　『パトロン・シルバー』［未熟成テキーラ］
　　　　　　　　『パトロン・ＸＯ・カフェ』［コーヒーリキュール・テキーラベース］
　　　　　　　　『余市・シングルモルト・ヘビリーピーテッド』［ジャパニーズ・モルト］
　　　　　　　　『余市・シングルモルト』［ジャパニーズ・モルト］
　　　　　　　　『宮城峡・シングルモルト』［ジャパニーズ・モルト］
　　　　　　　　『あかし・ホワイトオーク・シングルモルト（江井ケ嶋酒造）』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［ジャパニーズ・モルト］

　　　　　■∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽■

∞☆∞　

　グレンフィディック・オリジナル　［スペイサイド・モルト］　　　　　　　　　　　￥１６００

ピーチネクター、洋梨、黄色い花、麦のポン菓子、ソーダー味のアイスキャンディー等の香りが一斉に押し寄せて来ます。　
口の中ではクリーミーでまろやかな舌触り。　
バニラの甘さが心地良く拡がり、それが徐々にスパイシーなものに変化。　
微かに塩気を残しながらドライでスパイシーな余韻。　
落ち着きのあるダンディな味わいです。

時間を遡ること１９６３年、モルトウイスキーの需要が殆どないブレンデッドウイスキー全盛時代。　
グラント家３代目が世界に向けてとしては初めてのモルトウイスキー「グレンフィディック・ストレートモルト」を発売しました。　
当時は無謀な挑戦として罵られていたそうです。　
ところがその美味しさが話題を呼び、世界中に瞬く間に広がり、現在では同社のモルトウイスキーはモルト世界一の売り上げを誇っています。　
今回入荷の逸品はその１９６３年当時の味わいを再現した限定品。　
「グレンフィディック」の礎を体験して下さい。

　カリラ・２００６・エクスクルーシブ（Ｇ＆Ｍ）　［アイラ・モルト］　　　　　　　￥１３００

バナナ、ドライマンゴー、生のタマネギ、塩漬わかめ、焦がしたベーコン等の複雑な香り。
口に含んでしっかりとしたアルコールを体感したあと、トロピカルフルーツの甘さと海水の塩辛さと共に燻煙が出現。　
スモーキー＆フルーティーな余韻が暫く継続します。

アイラ好きには堪らない「若いカリラ」が入荷しました。
今回のボトリングはモルトウイスキー業界のパイオニア「ゴードン＆マクファイル社」と日本のウイスキー輸入業者の大御所「ジャパンインポートシステム」のジョイントボトル。
ハズレるはずのない逸品です。

　マルス・繋　［ジャパニーズ・ブレンデッドウイスキー］　　　　　　　　　　　　　￥１１００

カップに入ったバニラアイスとそれを食べるときに使う木べら、かりんとう、乾燥した麦芽、白コショウの香り。　
舌先に感じるピリッとした刺激の後、ミルクキャラメルの甘さが口一杯に拡がります。　
タンニンとコショウを口に残し、バニラの甘い余韻が楽しめます。　
グレーン原酒の美味しさをしっかりと感じられる、バランスの良い味わいです。

岩井喜一郎氏をご存知でしょうか？　
日本のウイスキーの父と崇められる竹鶴政孝氏をスコットランドに送り出し、日本ウイスキーの聖書であり竹鶴氏が記したウイスキー修行の報告書「竹鶴ノート」を竹鶴氏から託されたのがこの方です。　
そして昭和３５年、岩井氏がそのノートを参考に山梨に蒸留所を設立してマルスウイスキーを造り始めました。
今回入荷の逸品は、蒸留所を休止する１９９２年以前の原酒と、再開された２０１１年以降の原酒をブレンドしています。　
竹鶴氏の技術を受け継いだ味わいを堪能して下さい。

　サンテティエンヌ・エクストラヴュー・シェリーフィニッシュ・２００２
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［マルティニーク・ラム］　　￥１０５０

ラムレーズン味のアイスクリーム、完熟マンゴーとバナナ、ミルクココア、クローブ等の香り。　
口に含むと、キャラメルの控え目な甘さとビターチョコレートの苦味が舌を覆いますが、そこに徐々にナッティーさが加わり三位一体となりヌガーが出現。　
ミルクチョコレートとクローブの余韻がとても長く続き、満足感が助長されます。

かなり人気が浸透してきた「フレンチ・クレオールラム（カリブにあるフランス植民地で作られるラム）」ですが、その独特の製法を知ればその美味しさも頷けます。　
アグリコール製法といって、サトウキビジュース１００％を原料に作られているのです（通常はサトウキビジュースから砂糖の結晶を取り除いた廃液=糖蜜が原料）。　
今回入荷の逸品は６年間のオーク樽熟成の後、シェリー樽で１８ヶ月もの間追加熟成させています。

　ブラントン・ゴールド（シングルバレル）　［バーボン］　　　　　　　　　　　　　￥１２５０

ミルキーなキャラメル、シナモンの効いたアップルパイ等の甘い香りは、鼻を刺激する事なく真綿の様にソフトで上品。　
口当たりは滑らかでシルキー、重厚なコクと落ち着きのある甘さがゆっくりと口中に拡がります。　
心地良い苦味を残しながらチョコレートの余韻が暫く身体から離れません。　
私にとってここ数年で一番のバーボンです。

３０年以上前から不動の人気を誇る“スーパープレミアムバーボン”である「ブラントン」。
美味しく熟成された原酒だけが許されるシングルバレル（他の樽原酒と混ぜない）を売りとする銘柄ですが、今回入荷の「ゴールド」は更に最高のクオリティを持つものだけを厳選してボトリング。　
飲むと納得するその品質の高さは疑いようがありません。

　セイクレッド・ベルモット・エクストラドライ　［果実酒］　　　　　　　￥１３００（５０ml）

ニガヨモギの香りと時間差でニッキ飴と仁丹が現れ、みりんの甘さが効いた出し汁の香りがその奥から漂って来ます。
サラッと流れる液体は、甘さを最小限に抑えた超辛口。
苦味と共に身体に良さそうな味が口の中を支配。　
余韻はかなり長く、苦味が効いた味わい。

世界一のマティーニと提供する「デュークス・ホテル」のバー専用のベルモットとして、同バーのバーテンダーが監修して作り上げました。　
これを手にする事が出来るのは、そのバーとその近隣の百貨店、そして日本のみ。　
白ワインをベースにして、１６種類の天然素材を１ヶ月かけてフレーバーを引き出したスピリッツを加えています。
ちなみにアルコール度数はベルモットとしては強めの２３.８度。　　
マティーニの他にロックやストレートでも、そのハードボイルドな味が楽しめます。

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