『グレンリヴェット・32年』(スペイサイドモルト) ¥1600【税込】
スコッチウイスキーの古い歴史の中で『グレンリベット』が担ってきたものは、かなり大きいのではないでしょうか。
世界中のバーでこれを置いていない所はないくらい愛され、特にバーボンの国
『アメリカ』での販売量はとても多いそうです。
今回入荷したものは、キングスバリー社のニューラインアップ『ハンドライティング・シリーズ』
着色、濾過、加水を一切行わない、樽からそのままボトリングというウイスキーです。
まろやかでバニラやカラメルの香り、56度のアルコール度数ながら鼻を突く
アルコールの刺激が殆どありません。 舌にのせるとカリカリにトーストした『レーズンパン』の特にレーズンの味がします。余韻はとても長く、スモーキ−さも顔をのぞかせます。
マクドナルドのコーヒー色の液体と、すべて手描きのラベルは必見です。
32年熟成のモルトがこの値段! 飲まない理由が見当たりません。 (ちょっと言い過ぎ?)
『ロッホナガー・15年』(ハイランドモルト) ¥800【税込】
『英国王室御用達』、しかもボトラーズ物としては殆ど出回らないモルトが登場です。
そのうえ、カスクストレングスときたら「飲んでみるしかないっしょ」
と即仕入れてしまいました。
香りはアルコールがたっぷり染み込んだ『パウンドケーキ』に顔を埋めた時を
連想させると同時に麦芽の感じがします。 口に含むと舌をピリピリさせるスパイシーさと、それを包み込む甘さを
体験出来るでしょう。 とても長い余韻の中にはバナナも感じます。
ヴィクトリア女王は高価なボルドーワインにこの蒸留所のモルトを入れて
飲んでいたとか。
私は別々に飲んだ方が美味しく飲めると思うのですが・・・ これって究極のグルメなのかなぁ〜
『マローロ・グラッパ・ディ・バルバレスコ』(グラッパ) ¥1000【税込】
とても「フレッシュ」で「クリーン」なグラッパです。
さすが、グラッパ造りでは定評のあるマローロ氏が手掛けた逸品です。
味わいにはまったく荒さがなく、あたかも美味しい水を飲んでいる感覚ですが、
香りは複雑。 色々な香りが楽しめます。
香りは記憶を引き出す鍵となり、色々な思い出をよみがえらせ、その時代へと
タイムスリップさせてくれます。 私は「葡萄狩りに行き、赤黒く染まった手でもぎり取った葡萄を口一杯にほお張った子供時代」を思い出しました。
あの時の手の香り、口にいっぱいに残った種と皮の香り。
貴方はどの時代へとタイムスリップしましたか?
『コッキ・バローロ・キナート』(アロマタイズドワイン)
¥900(45ml)【税込】
暑い夏、食欲が出ない季節がやってきました。
そういう時にこそ、イタリア食文化の中で100年以上の歴史を持つアペリティフは如何でしょうか。
名実共に有名なイタリア赤ワイン『バローロ』を5年間熟成し、 その中にキニーネ樹皮を中心に10数種類のハーブやスパイスを溶かし込み、
更に5年間熟成。 甘味、苦味を合わせ持った赤ワインです。
どこかノスタルジックな甘さとスパイシーさ、そして微かな苦味は『カンパリ』と
『スイートヴェルモット』を合わせた様な味がします。
頭痛や風邪に効くといわれており、家庭でも模倣して造られ暖めて飲まれていたとか。
夏風邪や食欲不振ぎみの貴方、これを飲んで夏を乗り切ってみてはいかが?
『ウィリアムズ&ハンバード・パロコルタド・20年』(シェリー)
¥750(60ML)【税込】
世界のシェリーマーケットにおいて最大のブランドとして、100以上の国々で
飲まれている『ウィリアムズ&ハンバード』
今月のシェリーはその中でも特に人気がある『ソレラ・エスペシャル・シリーズ』
ワンランク上の長期熟成品です。
ナッツのような甘い香りでありながら、味は酸味をともなった辛口で さっぱりとした飲み口です。
とても20年という時を感じさせず、若々しさすら感じる銘酒です。 私もこんな若々しい『おじさん』になりたいものです。
暑さのひかない夜、喉を潤した後の2杯目などに最適ではないでしょうか。
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