スプリングバンク・12年・ラムウッドフィニッシュ(モルトウイスキー)
やっと見つけた〜〜っ!
以前、とあるお店で大変な評判という情報を聞き入れ、探すこと数カ月。
やっとディヴァーションに到着いたしました。
飲んでビックリ!、そして納得!
色は非常に薄く、やや緑がかっているのですが、面白いことに香りも 「緑の植物」のものがします。
そして、ラムのような甘い香りとピートのスモ−キーさも感じ、味わいは
スパイシーでソルティー、余韻もとても長く楽しめます。
全体的の印象は非常に複雑で、口にふくむ度に色々な顔を表してくれます。
カスクストレングスでアルコール54度もある為、とても味わい深い一時
を楽しめます。
ポ−トモ−ラント・マッカランカスク(ダークラム)
飛ぶ鳥ならぬ「マッカラン」は後を濁しちゃいますね。 但し、より綺麗に
このラムは「マッカラン」の熟成に使われた樽に、南米ガイアナのデメララ
渓谷にある「ポ−トモ−ラント」のラムを寝かせ、熟成させたダブルマチャ
ードラムです。
「マッカラン」の優しい肌触りの衣に包まれ、元々甘く素直な味わいの
デメラララムがなめらかに、そして香しく成長しました。 これはもう飲むしかないでしょう。
上の「スプリングバンク」はラムカスクのウイスキー、これはウイスキー
カスクのラム、正反対の課程を得た2つの挑戦者が揃いました。
飲み比べるのも面白いですね。
コンパスボックス・ヘドニズム(バッテッドグレーン)
これは初めて体験する美味しさです。
「グレーンウイスキー」はどうしても、ブレンドウイスキーを作る為に使われる、特に特徴のないウイスキーと思われがちで、実際私も美味しいグレーンウイ
スキーというものを飲んだことがありませんでした。
バニラやキャラメルなどの甘い香り、優しく柔らかい飲みくち、そして
長いフィニッシュへと続く一連の喜びは正しく「快楽=ヘドニズム(ギリ
シャ語)」なのではないでしょうか。
このウイスキーを作った「ジョン・グレイザ−」はウイスキー業界の革新
的存在で、以前ご紹介した『エルーセラ』も同様に、面白いウイスキーで
私達を楽しませてくれます。
新商品も完成したらしく、現時点の情報ではとても興味深いものが登場しそうです。
とっても楽しみですね。
ラ・サクリスティア・デ・ロマテ・アモンティリャード(シェリー)
こりゃ参った!! 脱帽です。
「サンチェス・ロマテ」で作られるシェリーはどれも評判が良く、 本国スペインの他、海外でもとても人気があるそうです。
(そうでしょう、そうでしょう)
その「サンチェス・ロマテ」の最高級品にあたるこのシェリーは 「V.O.S」認定品。つまり、最低でも20年以上熟成させたものになります。
この認定を受ける為には、テイスティングと科学分析による検査に合格しな
ければいけないそうで、この認定を持つシェリーはまだ多くはないそうです。
繊細な風味が優しい口あたりと共に飲む者を迎え入れ、20年以上かけて
培った芳醇な香りが余韻となって、長い時間をかけて鼻腔をくすぐって
いきます。
一緒に感動しませんか?
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