ベンリアック・１９９５・バーボンバレル　［スペイサイド・モルト］　　　　￥１８５０ ココナッツ、バナナ、洋梨、メロン、クリームブリュレ、白くまアイス等、どんどんフルーツの香りが溢れ出ます。 口に含むとアルコールの強さも手伝い、重厚感十分。 口当たりまろやかでコクがあり、様々な果実が入ったフルーツケーキが口の中に充満。 余韻はシナモン＆フルーティーで文句のない締めくくり。 飲まずに後悔することはあっても、飲んで後悔することはない必飲モルトです。 ２００４年に独立資本の蒸留所として生まれ変わり、バラエティに富んだシングルモルトをリリースするようになってから評価は鰻上りの「ベンリアック」。 モルト好きの心をくすぐり続けています。 　 今回入荷した逸品は今や世界中が注目するイベント『ＷＨＩＳＫＹ　ＬＩＶＥ　Ｔｏｋｙｏ』の為にボトリングされました。　 言わば、絶対の自信作と言えるでしょう。

アムルット・ピーテッド（ブラックアダー）　［インド・モルト］　　　　　 ￥１３５０ 先ずはチョコレートやココナッツの甘い香り、そして徐々に乾いたピートが存在感を現し他を圧倒。 ６３度というアルコール度数を感じさせないスムースな口当たり。　 バニラの甘さで舌をコーティングした後、仁丹とスモークが登場。　 塩辛さとコーヒーの苦味を舌の奥に残しながら、キャラメルとスモークの余韻がバランス良く続きます。 世界的に評価の高い「アムルット」はインド南部バンガロールの海抜９１４ｍという環境で作られています。（高地では通 常の３倍速く熟成されるそうです）　 大麦はヒマラヤ産、ピートはスコットランドのインバネス産を使用。　 そして今回はあの「ウイスキー・バイブル」のブラックアダーが原酒の厳選とボトリングを行った、こだわりの逸品です。

Ｊ.Ｂ.Ａ・バイロン　［１９６７年発売・ブレンデッドウイスキー］　　　　　　￥７００ 幻のウイスキーが北海道で発見されました。　 とある場所にある地下貯蔵庫で日の目を見たのは、４８年前に瓶詰めされた１級のウイスキー（当時は級分けされていましたよね）。　 今は無き「東洋醸造」が当時のバーテンダー協会「ＪＢＡ」の要請を請け、１９６７年（昭和４２年）に発売。　 言うなれば、ウイスキーの普及を目的としたＪＢＡオリジナルのブランドであり、当時のキャッチフレーズは「プロが薦めるＪＢＡウイスキー」。 原酒率十数パーセント程度の安価な商品ではありますが、当時主流な飲み方である水割りにすると生き返ったかの様にその力が蘇って来ます。　 クリーミーで穏やかな甘さと爽やかで素直な香り、シンプルに肩肘張らずに飲める人なつっこい味わいに癒されます。 約半世紀前のウイスキーから醸し出すその息吹を感じて下さい。

エスペラント・カラット・ブランコ　［未熟成テキーラ］　　　　　　　　　　￥１１００ 香りはヨーグルトやアイスクリームのクリーミーで甘い物と、青唐辛子や黄パプリカの辛く青臭いものがミックスされ芳醇。　 口当たりと喉越しはとても軽く、心地よいバニラの甘さが舌を被いソフトでまったり、その後ピリピリと唐辛子の刺激に変化。　 余韻も青臭さとクリーミーさが混沌。　 甘、辛、香、味のバランスが綺麗にまとまった味わいで、瞬く間にグラスが空になる程の飲みやすさと美味しさです。 華やかな味わいのテキーラ産地・ロスアルトス地方にある「フィノス・デ・アガベ蒸留所」で作られた、同社のトップブランドであるプレミアムテキーラ。　 この蒸留所ではジョージクルーニーが立ち上げたブランド「カーサミーゴス」も生産しています。 因みにブランド名の「エスペラント」とは世界共通語として作られた言語の事で、「世界中で愛されるテキーラにしたい」という想いで名付けられたそうです。

タウンブランチ　［クラフト・バーボン］　　　　　　　　　　　　　　　　　　￥８５０ 甘いオーク樽材、チョコレート、マーマレード、ココナッツミルク、ドライアプリコット等の濃厚な香り。　 ソフトでクリーミーな口当たり、滑らかな液体はコショウを感じさせながら甘くビターな味わい。　 余韻はビターチョコレートとスパイシーさが十分続き、最後の最後まで満足感あり。　 全体的にバランス良く、もう一杯飲みたい欲求にかられます。 今アメリカに４００軒以上あると言われているマイクロ蒸留所。　 その中でも異彩を放つ「レキシントン蒸留所」による「クラフトバーボン」です。　 ２０００年にクラフトビールを作り味め、２００８年からはバーボンとモルトウイスキーを作っています（どれもアメリカで好評）。　 そしてなんと数年後にアイルランドにウイスキー蒸留所を作るそうですよ。　 どれも飲んでみたいと思わせる、今後が増々楽しみな蒸留所です。

トカイ・アスー・５プットニョス・２００７（シャトー・エラ） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［ハンガリー・極甘口貴腐ワイン］　￥１２５０ みかん缶 、花梨シロップ、アプリコットジャム、蜂蜜、高級バター等、限りなく溢れる甘く芳醇な香り。　 軽い粘性のあるソフトな液体は、優しい酸味と穏やかな甘さのバランスが絶妙。　 舌の上に幸せの味を残しながら、フルーツバスケットと蜂蜜の余韻が暫く楽しめます。 思わず笑顔になる味わいとはこれを言うのでしょう。 久しぶりにあの魅力的なトカイ（ハンガリー）の貴腐ワインが入荷です。　 世界三大貴腐ワインの１つに数え上げられているにも関わらず、他の２つ（仏ソーテルヌ、独トロッケンベーレンアウスレーゼ）に比べて飲める機会が少ないのではないでしょうか。　 実は２０１３年にトカイ貴腐ワインの基準が厳格になり、安価な物が市場から消えてしまいました。 今回入荷の逸品は正真正銘の上質の貴腐ワインであり、液中残留糖分が１２０g/L以上。