スプリングバンク・１８年　［キャンベルタウン・モルト］　　　　　　　￥１６００ パイナップル、アルコール漬けのレーズン、アプリコットグミ、アーモンドチョコレート、花の蜜、海ぶどう等の香り。　 滑らかでオイリーな口当たりの液体がトロ〜リと舌の上を流れます。　 クリーミーな甘さに続き、イチゴジャムが口に拡がり、ココナッツやチョコが微かな塩味と共に口の中に出現。　 余韻ではミルクチョコとオーク材が楽しめます。 スプリングバンク蒸留所では製法の違いにより３つのブランドをリリースしています。 このスプリングバンク銘柄はピートで６時間乾燥させたミディアムピートの麦芽を使用し、２回半蒸留で作られています。　 熟成はフレッシュシェリー樽５０％、リフィルシェリー樽５０％でシェリー樽のみ。　 年間６千本の限定生産で、日本へは３００本の輸入です。

トマーティン・１４年・ポートウッドフィニッシュ ［スペイサイド・モルト］ ￥１２５０ 完熟イチゴ、マンゴー、バター、キャラメル、ハチミツ等の深みのある甘い香り。　 柔らかな口当たりで、舌に絡み付く様なふくよかでコクのある味わい。　 レーズンの濃厚な甘さの後、ビターチョコレートのほろ苦さが口の中を占領。　 ナッティーでフルーティーな余韻が長く続き、最後の最後に再びビターチョコレートが顔を出します。 あの宝酒造が所有するスコットランドの蒸留所。　 同国で日本の企業がオーナーとなった最初の蒸留所でもあります。　 蒸留所の規模はスコットランド最大級であり、元々ブレンデッドウイスキーの原酒として力を発揮していました。　 現在ではモルトウイスキーとしても評価が高く、ポートワインで追加熟成させた本品は世界的品評会で金賞を受賞しています。

キルホーマン・２００８・バーボンバレル・カスクストレングス 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　［アイラ・モルト］　￥１３００ 浜に上がった海草、ハマグリの炭焼き、燻煙にしん、ミントが飾られたバニラアイス等の香り。　 口に含むと暴れる程の強いアルコール感。　 舌を刺す刺激と共にオイリーな液体が舌の上を流れ、微かなハチミツの甘さとコショウの利いたベーコンが味わえます。　 その後、岩塩を口の中に残しつつ、燻煙にしんの長い余韻がやって来ます。　 若く危険な香りのするヤンチャ坊主です。 創業２００５年。アイラ島に１２４年ぶりに誕生した、まだ新しい蒸留所。　 １９世紀のアイラ島では一般的であった「ファームディスティラリー（農場蒸留所）」を再現し、使用するモルトの一部を自社の畑で栽培。　 ピートを強烈に焚き込んだフェノール値５０ppmのヘビーピーテッド麦芽を原料にして、今回はファーストフィルのバーボンバレル（樽）で熟成させています。

グレンドロナック・１２年・ソーテルヌフィニッシュ ［ハイランド・モルト］　￥９５０ 完熟バナナ、メロン味のソフトクリーム、桃ゼリー、黄色い花の花畑、フルーツ牛乳、クランキーのホワイトチョコレートの甘い香り。　 クリーミーでソフトな口当たり、フルーツ＆ハニーの優しい甘さで口の中は満たされ、次第にスパイシーに変化。　 余韻はナッツとバニラ、そしてちょっと焦げたクッキーがやってきます。 １８２６年創業のグレンドロナック蒸留所はニッカの竹鶴さんと同じこだわりを持ち、スチルの石炭直火焚きを最近まで行っていました。　 １００％シェリー樽熟成を特徴としている蒸留所ですが、今回はシェリー樽を一切使わずにヨーロピアンオーク樽とソーテルヌ（高級貴腐ワイン）樽での熟成となるとても珍しいグレンドロナックです。

デナリー・スペシャルリザーブ（シルバーシール）　［セントルシア・ラム］　￥１２００ ラムレーズン、アプリコットゼリー、トロピカルフルーツ、カラメルの掛かったプリン、焦げたとうもろこし、黒砂糖などの香り。　 口に含むと想像とは違いさらりとした口当たり。　 コクのある甘さと熟成感、そして心地よい苦味によるハードボイルド的な味わい。　 余韻はとても軽やかで、バニラとチョコレートが暫く続きます。　 西インド諸島の西端に位置する「セントルシア」は東京２３区と同程度の広さの小さな島国。　 青いカリブ海に面した白砂のビーチ、そしてそれを背にする世界自然遺産のピトン山の緑。　 そこはとても美しい大自然に囲まれたのどかな国です。 日本には殆ど入りませんが、近隣国と同様にラムも少量だけ生産。　 今回はマニアックな最高品質ボトラー「シルバーシール」がその珍しいラムをボトリングし限定販売しました。

ノニーノ・シャルドネ・バリック　［熟成グラッパ］　　　　　　　　　　　　￥７５０ 白玉 団子、繊細なハチミツ、バニラアイス、上品な水飴などの繊細な香り。　 口に含むとサラッとした水のような口当たりで、真綿のように優しく舌全体を包みます。　 上品な甘さで口の中は満たされ、出しゃばるところがありません。　 余韻も軽やかかと思いきや、ハチミツのコクのある余韻が印象的。　 貴婦人のように気品に溢れた味わいです。　 近年の高品質グラッパの創始者「ベニート・ノニーノ」率いる、「ノニーノ・ ファミリー」がつくり出す、白葡萄シャルドネ種原料の熟成グラッパです。　 彼の功績なくして、現代の世界的グラッパブームはあり得なかったといっても 過言ではありません。 製造工程でノニーノ美人３姉妹が重要な役割を担っているだけあり、女性らしくとても繊細で上品な味わいのする優れものです。

デュベル・トリプルホップ・２０１５　［ベルギービール］　　　　　　　　￥１３００ レモン、ライム、グレープフルーツのような柑橘系の香り、マンゴー、パイン、ライチのようなトロピカルフルーツの香り、他にも洋なし、りんご、白桃のようなフルーティーな香りがあります。　 口に含むとレモンやライムのフレーバーをともなった生き生きとした酸味、旨味もたっぷりあってとてもバランスの良い味わいです。　 後にぶどうの種子のような強い苦味が長く続き、ほのかな青唐辛子の後味が特徴です。 （メーカー、販売店コメントより） お待たせしました、毎年大人気の「トリプルホップ・シリーズ」の２０１５年ヴィンテージの入荷です。 今年は通常の2種類のホップ（チェコ原産のザーツホップ、スロベニア原産のスティリ アン・ゴールディング）のほかに、ドライホッピングの段階でアメリカ産のエキノックスホップを使用。　 アルコール度数も強めの9.5％、通常の「デュベル」よりも苦味が効いています。