ラフロイグ・１９９３・カスクストレングス・１６年（ダグラスレイン） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［アイラ・モルト］　￥１７００【税込】 出来たてのホタテスモーク、石炭、プラムのような瑞々しいフルーツ、海草と言うより草原の香り。 口当たりは柔らかくマンゴーの甘味を感じた途端、口の中はスモークに溢れ、口一杯に燻製を詰め込まれた感じ。 余韻も圧倒的にスモークで、時々フルーティー、のち海水となるでしょう。　 ラフロイグの良いところをボリュームたっぷりに満喫でき、やられちゃいます。 『ダグラスレイン』とはスコットランド・グラスゴーにある「インディペンデント・ボトラーズ（独立瓶詰業者）」　 シングル・カスク・モルトの分野では「最も信望の厚い会社の１つ」と言われています。　 昨年はダグラスレインのメインブランド「オールド・モルト・カスク」シリーズの１０周年にあたり、それを記念して発売されたのがこのモルトです。 ちょうど会社創立６０周年でもあり、ボトルには金の刺繍状の模様が施され、熱の隠った逸品になっています。

クライヌリッシュ・１９８２・カスクストレングス・２７年（ＢＢＲ） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［ハイランド・モルト］　￥１３５０【税込】 グラスに注いだ途端、フルーティーな香りが放たれます。 ホイップクリームのかかったメロン、チョコレートがトッピングされたバナナ、微かにスパイシーな香り。　 口に含むとふっくらとした甘味が舌にトロ〜リと絡み付き、バニラアイス、洋梨タルトの味わいに満たされ、コショウのピリピリとした後味を口の中に残しながら、カスタードクリームの余韻が続きます。 １７世紀から続くロンドンの酒類販売会社の『ベリー・ブラザーズ＆ラッド（ＢＢＲ）』 このモルトは同社が１００年以上前から発売し続けている「ベリーズ・オウン・セレクション」シリーズからの逸品。 しかも今回のラベルは１００年以上前に使っていた伝統あるラベルを復元して使用したスペシャル版。 当時のラベルとしては、とてもスタイリッシュなのには驚きですが、価格も驚きの安さです。

レダイグ・１９９７・カスクストレングス・１１年（ＳＭＳ） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［アイランド・モルト］　￥９００【税込】 生々しいピートの香り、次第にスモーキーな香りに溢れ、庭に生えてるフレッシュなハーブやボール紙の香りがしてきます。　 口の中ではしっかりとしたオークの甘さとオイリー感に満たされ、コクのある味わいがピートと共に拡がり、海の塩辛さを舌の上に残します。 余韻にミントとスモークが爽やか〜に流れていきます。 スコットランド・マル島にある唯一の蒸留所「トバモリー」　 この蒸留所では２種類のモルトを生産。　 １つは原料の大麦麦芽にピートによる乾燥を施していない「トバモリー」 もう１つはピートで乾燥させたこの「レダイグ」。　 現代のピーティー指向に合わせて、ピートのニュアンスがドンドン強くなっている気がします。　 こちらもボトラーズもので、スコッチモルトセールス社の「ディスティラリー・コレクション」による逸品です。

ポール・ボー・オルダージュ 　［コニャック］　　　　　　　　　　　￥１３５０【税込】 ふわふわとした優しく甘い香り、レーズンやイチジク、黄色い花の蜜が香ります。　 口当たりはソフトでまろやか、口中にメープルシロップの甘味がフワッと拡がり、オークの香ばしさとバニラが現れ、ドライな余韻に変わっていきます。　 とっても優しく、なおかつボディが厚く熟成感のある味わい。　 至福の一時をゆっくりとお楽しみ下さい。 「私たちは農夫です」ポールの妻・デニスははそう自慢げに言います。 フランス・コニャック地方の最高品質のブランデーを造る産地「グランドシャンパーニュ」　その中心に位 置する町に１００haもの土地を所有し、葡萄づくりから収穫、蒸留、熟成まで自社で行い、素朴な農夫のコニャックとして昔と変わらぬ 味わいのコニャックを造り続けている。　 酒類評論家・フェイス氏は著書の中で「グランドシャンパーニュのベスト蒸留所のひとつ」と一番多くのスペースを割いて紹介しており、その評価の高さがうかがえます。 この“オルダージュ”は同社の２５〜３０年熟成の原酒をブレンドした「ポール・ボー」の最高級品。

ペール・ラバ・ブラン・ブラックラベル 　　　　　　　　　　　　　　　　 ［マリーガラント・アグリコールラム］￥８００【税込】 香りのボリューム、インパクト、味わいはもちろんの事、余韻、満足感、どれもが素晴らしく、癖になるラム。　 さとうきびジュースを甘く煮詰め、天日に干したような太陽の香りが飲む前から押し寄せ、口に含むと一気に暴発。　 融けかかったトウモロコシアイスを食べていたら、朝食で食べた海苔のつくだ煮が歯の隙間から飛び出して来たときを思い返される味わい。 初めは抵抗がありますが、確実にハマリます。 マリーガラント島は１００年前にタイムスリップしたかのような時間と風景が存在する、カリブ海に浮かぶフランス海外県。　 小っちゃな蒸留所で雨水を仕込みと加水に使い、木の棒で掻き混ぜる等、製法も１００年前と変わらず、その時に最良と思われるサトウキビからラムを造る。 よく比較される原産地呼称（ＡＯＣ）の付いているマルティニーク島のラムとは違い、規制に縛られず自由にラムを作れるのがこの島の蒸留所の強みです。 今回新しくフランス人のオーナーに変わり、ラベルも一新。　 大きな設備の変更はないとの事ですが、味わいの変化ははたしてどうでしょう。　 以前の物との変化を飲み比べてみるのも楽しいですよ。

ピーターメルテス・マイバッハ・ベーレンアウスレーゼ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［ドイツ・デザートワイン］ ￥７５０【税込】 アプリコットジャム、ピーチネクター、ロシアンティー、アカシアのハチミツ等、濃厚でありながら軽やかな香りに一撃をくらいます。　 口に含むと程よい粘度の液体が口の中をゆっくりと流れ、ハチミツの甘さとオレンジの酸味がバランス良く拡がり、リッチな味わいと時間が楽しめます。 コストパフォーマンスの優れた、最高の“デザートワイン”が入荷しました。 “貴腐ぶどうを含む過熟状態のぶどう”で造られるドイツの「ベーレン・アウスレーゼ」手間と時間とリスクが多いため、どうしても高額なワインとなってしまいますが、今回は破格値で飲めちゃいます。　 笑顔をもたらす憧れのデザートワインを飲んで、ひとときの幸せを満喫しましょう。