イチローズモルト・シングルカスク・ホグスヘッド・１９９１・２０年 　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　［ジャパニーズ・モルト］　￥１７００ ジャムパンやボジョレーヌーヴォー、ドライイチジク、蜂蜜、フルーティな甘さをともなったスパイシーな香り。　 口に含むとドライイチジクの柔らかい甘さが拡がり、次第に爽やかなクローブや、コショウ入のチョコレートを感じ始めます。　 そして、締めくくりのスパイシーな余韻により身体が暖まってきます。 昨年、待望の“秩父蒸留所”産の「イチローズモルト・秩父・ザファースト」が発売され話題になりましたが、今回入荷の「イチローズモルト」は先代から受け継がれて来た、今は無き“羽生蒸留所”産の貴重な原酒。 自然の風味を尊重する為、加水無し、無着色で仕上げた、マニア垂涎の逸品。 世界中のウイスキーが集まった「モダン・モルトウイスキー・マーケット・２０１１」に出展された限定モルトです。

ポートシャーロット・ＰＣ８・８年　［アイラ・モルト］　　　　　　　　　　￥１０００ 香りは温かいピート、綿菓子、割り箸、木造船のデッキ。甘い香りの中に塩気も漂って来ます。 口の中では、甘さが舌の上を転がったかと思うと塩気が現れ、喉元を過ぎるとスモークが溢れ出て、スモークの余韻と共に口の中の熱さが増し、コショウに変わっていきます。 ブルイックラディ蒸留所がつくるヘビーピートな「ポートシャーロット」 ブルイックラディの約４倍ものピートを炊き込み、ブルイックラディの特徴にアイラらしさを増強させています。　 残念ながら、この熟成年数を表示したカスクストレングスのシリーズはこれで最後となるそうです。 好きだったんですけどね〜このシリーズ。

アムルット・カスクストレングス（ブラックアダー）［インディアン・モルト］　￥９００ バニラ、蜂蜜、アプリコットジャム、ソフトクリーム、昔食べたチョコレート等の甘い香り。　 口に含むと蜂蜜とフルーティーの優しい甘さが、微かなオイリーさと共に拡がり、舌の上を転がるにつれスパイシーさが助長。 アルコール度数の強さも手伝い、ピリピリ感が増し、余韻で辛口へと徐々に変化。　 加水するとより一層、味わいが拡がって来ます。 通常のスコッチより３倍早く熟成が進むと云われている、インドの高地で生産された、ヨーロッパで高評価のモルトウイスキー。　 今回のボトルは４年間インドで熟成された後、スコットランドのブラックアダー社でさらなる熟成を経た貴重品。　 品名のアムルットとは「不死を与えるとされる神秘的な飲物」の事で、新年を迎えるにあたって飲むに相応しいのでは・・・。

カレドニアン・１９７８・カスクストレングス・２９年 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　［スコッチ・グレーン・ウイスキー］　￥１８００ メロンの種のまわり、バニラ、レーズン、ドライバナナ、ナツメグ、等のふっくらとした甘い香り。　 口の中では落ち着きのある甘さが拡がり、バナナチップや東鳩オールレーズンが出現。　 ホワイトペッパーが舌の上に微かに残り、オークとナツメグ、そして上質ラム酒の余韻が楽しめます。 卓越した長期熟成のグレーンウイスキーは滅多にリリースされる事が無く、この美味しさをご存知の方は少ないのでは無いでしょうか。 決してモルトに負けない旨さ、高級バーボンを飲んでいるような味わいは飲む価値大です。 グレーンウイスキーの最盛期だった１８００年代、「カレドニアン蒸留所」はスコットランド最大規模のグレーン蒸留所でしたが、１９８８年に閉鎖され、現在は住宅地となっているそうです。

ズイダム・オード・ジュネヴァ・５年・シングルバレル 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［オランダ・ジン（熟成タイプ）］　￥７５０ ジンを超えたジン！　先ず香るのは木樽の甘い香り、その奥に清々しいジュニパーベリー。 アニスやリコリスの甘い香りも漂います。　 口当たりは優しく、穏やかな甘さが口の中に拡がり、次から次へと目まぐるしく味わいが変化、様々なハーブが顔を出して来ます。 口の中にコショウの刺激を残しながらの爽やかな余韻に満足。 モルト好きも楽しめる味わいのジンです。 ジンの原形と称される「オランダジン（ジュネヴァ）」は、現在のジンの主流である「ロンドン・ドライジン」とは全く味わいが異なります。　 このズイダム蒸留所は人口添加物や着色等一切使わない伝統的な製法を貫いています。　 しかも今回入荷のオランダジンは木樽で５年間熟成された、深い味わいが楽しめる特殊な逸品。　 ジンとウイスキーの融合的な美味しさです。

ポールジロー・スパークリングジュース・２０１１ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［ブランデー原料用ブドウジュース］ ￥６５０ 毎年恒例の激ウマな「ブランデー原料用ブドウジュース」が入荷しました。 鼻をくすぐるフレッシュな葡萄の香り、今にもとろけそうな蜂蜜に似た濃厚な甘さ、そして安らぎを与えてくれる心地よい酸味。 今年も旨さ健在です。 無農薬、カラメル等の添加物ゼロ、手摘みによる収穫等々の作りや品質にこだわる「ポールジロー社」のブランデー。　 その原料である葡萄を摘み取り、発酵しないうちに速やかに搾り瓶詰めした、自然そのもののジュースです。 本来なら葡萄の収穫時期にブランデーの蒸留所でしか味わえない、ブランデーになる前の葡萄ジュースの味を１万キロ離れた日本で味わう、なんて私達は幸せなんでしょう。 そのままでも勿論楽しめますが、ポールジローのブランデーと合わせると最高の恍惚感を体験出来ます。